先日の「南海トラフ地震臨時情報」の注意呼びかけや、強い勢力で関東に直撃の恐れのあった台風7号など、
防災に対して今一度考える機会となった、この夏。我が家も、なんとなく用意してある備蓄の食品が、賞味期限が切れていたり、防災グッズを改めてチェックしてみると足りないものばかり。
さらに、日ごろから使っていないと、いざという時にどこにあるかを思い出せなかったり、
使い方が分からなかったりすることも。最近では日常と災害時を切り分けない「フェーズフリー」という言葉もでてきました。
フェーズとは「日常時と災害などの非常時の区切り」、フリーは「なくす」という意味で、日常時に使っているアイテムをそのまま非常時にも利用することを意味します。備えない防災ともいえるかもしれません。
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例えば、身近な例でいうと食料備蓄の「ローリングストック」が、備えない防災といえるかと思います。。「食料の備蓄」ときくと、何から始めたらいいのかわからなくて難しく感じるかもしれません。
しかし、大きな災害が起きると、物流が止まり、スーパーやコンビニでも食品が手に入りにくくなりますので、「食料備蓄」は大切な備えです。気軽に始められる食品備蓄として、「ローリングストック」を心がけましょう。
「ローリングストック」とは普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくというものです。備えない備えを行うだけで災害時の食料不足に対する不安も軽減できそうです。
我が家ではお米(炊いて冷凍保存したごはんなども)や水、レトルト食品などを少し多めに買うようにしています。
賞味期限が切れていた!…ということが起こりがちですが、消費しながら購入を続けていることで、そのような問題は解消されます。
我が家はオール家電の住まいなので、停電になった場合はすべての機能が止まってしまいます。そのため冬に鍋などで活躍するのコンロIHではなく、カセットコンロを使っています。カセットコンロであれば、いざという時ちょっとした調理やレトルト食品の湯煎などもできるかと思います。
カセットコンロは日常から使うものなので、カセットコンロ用のガスボンベをいつも少し多めにストックするようにしています。
食料やカセットコンロを用意しても、やはり電源がないと使えないものも多く、モバイルバッテリーなどは必需品です。最近家電用品店では、大型のモバイルバッテリーやポータブル電源を目にするようになりました。いざという時のために、1つほしいな…と思いつつ、実際に持ち歩きするとなると、持って移動ができるのか、どれぐらいの容量が必要なのかがイメージがつかず、購入を迷っていました。
今回BougeRV(ボージアールブイ)さんから、ポータブル電源の他、備えない備えに合いそうなアイテムをココフル編集部がお借りして、お試しさせていただきましたので、以下の3点をご紹介します。
BougeRV JuiceGo ポータブル電源 240Whは、重さは2.85㎏とポータブル電源としては非常に軽量で、コンパクトなサイズ。非常時に持ち歩くことも考えリュックに入れてみましたが余裕をもって入れられました。頑丈な持ち手もついていて、片手で持ち歩けるのも魅力です。
ポートは110VのACコンセント、DCカーポート、USB-C×2、USB-Aを搭載されており、PC、スマホなどのデジタル機器や、多様なデバイスへの高出力供給が同時に可能になっています。
240Whあれば、スマートフォンの充電は10回以上可能ですし、AC最大150W出力に対応しており、またUSB-Cも100W出力が可能なのでパソコンなどの充電にも問題なく使えます。
調理家電の利用などは少し難しいWh数ですが、電気毛布や扇風機、電気スタンドなどの利用は問題なく使えるかと思いますので、非常時の暑さ寒さ対策にも利用できます。
BougeRV 50W ソーラーパネルはわずか0.85kgの重さで、折りたたむとコンパクトなサイズになり、リュックにも収納できます。
ちなみに、リュックにポータブル電源と一緒にいれてみましたが、両方いれてもまだスペースに余裕がありました。
このソーラーパネルは、折りたたみ式で薄いバインダーのよう。コンパクトに持ち歩けるのもとても使いやすいと感じました。USB-A、USB-C、DCの3つの出力ポートがついているので、日光の下に広げるだけで3台のデバイスを同時に充電できます。
付属のフックを使えばバックパックなどにもそのまま取り付けられるので、移動中でもスマートフォンやタブレットなどのデバイスに充電を提供できるそう。もちろんソーラーパネルを使ってポータブル電源を充電することも可能なので、昼間ポータブル電源を充電し、夜はポータブル電源を利用して、デバイスを使うというのもいいかと思います。
240Whのポータブル電源だと容量が少し足りないかな…とも思ったのですが、ソーラーパネルも一緒に持ち歩くことで、
いつでも充電ができるという安心材料ができました。ソーラーパネルでの充電を試したところTYPE-Cでの2.5時間ほどの充電に比べると天気によるのか、少し充電に時間はかかってしまいました。
バッテリーはいったん100%にしておき、追加の補充の際には、ソーラーパネルを使って充電するのがスムーズな気がします。
公園やイベント会場など電源がない場所で作業をすることが多いので、このポータブル電源を1つ持っておくと、日常使いもでき、いざという時の頼りになる相棒にもなる気がします。(ソーラーパネルを使って日常時も充電すれば、節電にもなりますね)
非常時はランタンなどの照明器具も欠かせません。
夜の被災の際は、照明がないと何も見えず動けない状況になるため、用意したいグッズの一つです。我が家にもランタンが2個ほどあるのですが、吊るしを想定したつくりになっていたり、背が低かったりといざという時に使いにくいかも…と思っていたところ、BougeRV ランタン もお借りできたので、実際に試してみました。
子どもの片手で持つには少し幅があるアイテムですが、大人の手であれば、十分片手で握れるサイズ。キャンピング用でもあるので持ち歩きやすい折りたたみと、高さ調節が可能になっている点が大きなポイント。伸縮が可能なので、デスクライトにしてみたり、足に磁石がついているので、作業灯としても使いやすそうです。
1500lmの高輝度&13400mAhの大容量バッテリーを内蔵しているため、最長77時間の連続照明が可能というのが大きな魅力です。
アウトドアや災害時に充電なしに長時間使えるというのは、活躍すること間違いなしだと思います。照明の向きや、調光の調整も可能なので、ランタンを囲んで団らんをしたり、1か所をまとめて照らしたりと使い方も様々。
防水・防塵性能も備えており、ペグも同梱されているので、急な雨風などでも困ることなく使用が続けられます。さらに懐中電灯モードなども搭載されていますので、これ1つあれば災害時にも安心かと思います。
ちなみに、夜、庭においてちょっと涼んでみたのですが、明るさの調整をしたり、
ヘッドライドの色は電球色、昼白色、温白色から選べるので、日常のちょっとしたお楽しみシーンで使えそうだなと思いました。ソーラーパネルでの充電も可能なので、アウトドア、防災の際にも役立つアイテムだと思います。
9月1日は防災の日。改めて家の備えをチェックするとともに、日ごろから使えるアイテムを災害時にも使えるようにしておくことも重要だと感じました。
特にアウトドアグッズなどは、そのまま防災アイテムになるものが多いので、楽しみつつ、いざという時のためにも準備をしていきたいと思います。