小さなお子さんがいるご家庭の皆さん、
週末はどこかにお出かけする方もいるでしょう。
お父さんも一緒に地域の親子イベントへ、という方もいるかもしれません。
私も現在函館で、月2回、土曜日の親子イベントを受け持っているのですが、
お父さんも一緒に参加してくれる姿を見ると、とても嬉しくなります。
ところで、お子さんと一緒に遊びのイベントなどに参加したけれど、
お子さんがあまり関心を見せなかったり機嫌が悪かったりで、
期待外れで帰ってきたということはありませんか?
1歳を過ぎたら、こういう場に関心を持つお母さんも多いでしょう。
他の同年代の子が集まる場で子どもに刺激を受けてもらえたら嬉しいなと思い、
ちょっぴり緊張して参加。
ところが我が子は、絵本や手遊びなどにも関心がなさそうで、
「まだ早かったかな?」とか
「うちの子にはこういうのあまり向いていないのかな?」と思ったり。
ちょっぴりモヤモヤしながらも参加した経験、私も何度もあります。
そして、親として参加する場合と、主催者側としての感じ方は、
あたり前ですが全く違います。
親として参加すると、
子どもが騒いでしまったりすると、とても気になり「申し訳ないな」などと思ってしまいます。
でも、周りのお母さんたちも同じ小さな子どもの子育て中の立場ですので、
あまり気にはしていません。
また、主催者側もたくさんのお子さんと接してきているので、
ほほえましいなと感じているものです。
主催者の立場から見ると、お子さんがみんなと一緒の遊びをしなくても、
笑顔でその場にいたり周りを走り回ったりしているような場合は、
その場の雰囲気を楽しみリラックスしている証拠。
親子の集いの場は習い事ではないのですから、
お子さんが雰囲気を楽しめ、
面白い遊びを仕入れて帰れれば、それで何よりです。
私の受け持ちイベントでも、元気に走り回ってたまに遊びに参加したり、
お母さんのひざから離れず、遊びをするというよりじーっとこちらを見ているようなお子さんもいますが、
そのようなお子さんのお母さんたちから、
「家であの遊びを何度もやって楽しんでいるんですよ」
などのお話を聞くことがよくあり、私も嬉しくなります。
お手本のように遊びに参加しなければいけないのではなく、
子どもたちは自分たちのやり方で
その場を楽しんでいるのだなあと感じます。
もちろん、こういう場は合う合わないがありますので、
無理に参加する必要はまったくありません。
初参加の場所見知りでお子さんがたくさん泣いてしまったら、
また時をおいて参加してみたり、
違う雰囲気の場に行ってみてもいいですね。
お子さんの反応も気になるかもしれませんが、参加するお母さん、お父さんにとって「また来たいな」と思えるかもポイント。
地域に意外と小さな子がたくいさんいるんだな、
同じくらいの子どもたちの様子を見られて楽しかったな……。
特に初めてのお子さんが未就園の頃は、
地域の親子の集いの場での新鮮な発見もあると思います!
どうぞあまり気にせずに、気楽にその場に参加してみてくださいね。
(千葉美奈子)