ステイホーム中、クッキーやカップケーキ、プリンなどの洋菓子作りをする機会が多かったわが家ですが、今回、初めて和菓子作りに親子で挑戦しました。
◆和菓子になじみのないわが家、でも絵本を読んでみて興味津々に!
使ったのは「さわってつくってたべる絵本」という和菓子の手作りキット。
絵本と練りきりという和菓子の材料がセットになっています。
▲これが練りきり完成品。作るのは意外と簡単!?ホント!?
元々は和菓子に馴染みのないわが家。
いざ子どもたちに手作りキットを見せると、4歳の娘はピンクのパッケージに目を奪われ、「ママ、絵本読んで!」と興味津々。小2の息子もやってきて絵本を読みました。
物語は、食いしん坊のお姫様に「ももいろで、あまくてうつくしいもの」が食べたいと言われた周りの人たちが試行錯誤し、「練りきり」を差し出すと、お姫様がとても喜んだという内容。
子どもたちは「ばかもん!」と殿様やお姫様が怒鳴るシーンに大笑い。そしてお姫様が練り切りを食べてうっとりするシーンでは「わあ~食べてみたい!」「早く作ろうよ!」と盛り上がっていました。
◆粘土のように扱いやすい材料
「今から作るのなんだっけ?」と聞くと「ねりきりー!」とすっかり練りきりを覚えた子どもたち。
約1時間解凍した材料で、絵本を見ながら練りきり作りを始めます。
材料を触ってみてまず驚いたのは、その扱いやすさ。べたべたせず手離れがよく、一度付けた模様をやり直すこともできるので、まるで小麦粉粘土のよう。子どもにも安心して任せられます。
パッケージに「2さいからの和菓子体験」と書かれていることにも納得です!
絵本を見ながら作れる練りきりは全部で5種類ですが、難易度別にいくつものレシピが載っているので、レベルにあったものを作れます。
一番簡単な「和菓子職人見習いレベル」はこちら!
こちらはむずかしいぞ!「和菓子の神レベル」!
息子は絵本を見て順番通りに自分で作ることができ、娘はオフィシャルサイトの動画で確認しながら作っていきました。
https://www.youtube.com/channel/UCTmrysVeYCsqLiH_1ANLZCQ
我が家で完成したのがこちらです!
子どもと一緒に作ってこのクオリティー、とても嬉しくなりました。
◆優しく上品な味に大満足!
今まで餡子の入ったお菓子をあまり食べてこなかった子どもたちですが、自分で作った練りきりには「おいし~い」とニッコリ。
さすが創業300年の和菓子屋さんの商品。私も食べてみると一口一口、幸せな気持ちになる美味しさです。
手作りお菓子と言えば“素朴”というイメージでいましたが、こちらは優しく上品。
体に優しいオイルフリー、グルテンフリーという点もママとしてはうれしいポイントです。
「うまい!もういっこ食べたい!」と言う息子に対し、娘はその美しさに魅了され「食べるのがもったいないよ~」と言ってなかなか完食できず…名残惜しそうにいつまでも写真撮影していました(笑)。
◆作りごたえのある6月限定ねりきりセット
「もっと作りたい!」と言う子どもたち。次に作ったのは6月限定の「犬」「黄色いバラ(父の日向け)」「アジサイ」のセット。
基本のセットとはまた作り方が変わり、違った楽しさが。
「犬」は土台のなる顔に耳、目、鼻のパーツを作ってのせていきます。可愛いデザインで、子どもたちのお気に入りになりました。
「黄色いバラ」は10枚の花びらを重ねていき、だんだん形になっていくところが楽しめました。私はこの作業、子どものころ粘土でよくやっていたなあ~と懐かしい気持ちに。
「アジサイ」の工程は初めての感触でした。茶こしで材料をこしていくのですが、そのフワフワ、にょろにょろとした感じが病みつきに! 材料がでてくる度に「ひゃあ~」と声をあげながら作り上げました。
◆父の日のプレゼントや手土産に最適!
完成した練り切りを箱詰めしてみると、とても素敵。
パパに見せると「すごい!」と驚いていました。例年父の日は、ケーキなどを用意していましたが、和菓子のプレゼントも新鮮でいいなと思いました。
子どもたちは、おじいちゃんにも食べさせたい!と張り切っているので、追加のセットを購入して、夫婦と孫からの父の日のプレゼントにしたら喜んでもらえそうです。
また、用意する材料はこのセットのみ。冷凍で届き、そのまま保存しておけるので、作りたい時に取り出して作ることができるところも、とてもいいと思います。
基本セット以外の限定セットは季節や行事に合わせたものなので、何度でも飽きずに楽しめそうです。
この手作り体験をしてからは、和菓子が売っていると「この形きれい!」「おいしそう!」と、興味を持つようになった子どもたち。私も子どもたちも「練りきり」そして「和菓子」が好きになりました。
日本の伝統的なお菓子に、楽しく親しむことができる「さわってつくって食べる絵本」。体験してみてはいかがでしょうか。
(文:nicoai)