ぐんと寒さが厳しくなり、空気が乾燥してきましたね。受験生のいるご家庭ではいっそう、健康管理に気をつかう日々ではないでしょうか。
東大医学部(理III)に4人の子ども全員を合格させた「佐藤ママ」こと佐藤亮子さんと、株式会社ユーグレナがコラボしたオンラインイベント「受験直前!栄養管理セミナー」が去る2021年11月26日に開催され、ココフル編集部も参加しました。
栄養たっぷりの『からだにユーグレナ』を使った集中力アップレシピ&佐藤ママの追い込み勉強テクニックまで、受験生の保護者必見、内容盛りだくさんのイベントレポートです!
受験生の栄養管理について教えてくれたのは…
大人気「佐藤ママ」こと佐藤亮子さん
主婦。大分県生まれ、奈良県在住。津田塾大学卒業後、大分県内の私立高校で英語教師として2年間教壇に立つ。その後結婚し3男1女を出産。3兄弟が名門私立の灘中、灘高校に進学。長女は名門私立の洛南中、洛南高校に進学。その後、4人とも東京大学理科Ⅲ類に合格。著書に『佐藤ママの 強運子育て心得帖: 幸せと成功を引き寄せる 53の言葉』(小学館)などがある。
株式会社ユーグレナ 機能性研究課 中島綾香さん
入社以来機能性研究に従事。身体の機能にも精通し、各種学会や論文でのユーグレナに関する研究成果の発表多数。
ユーグレナは小さな藻の一種で、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、DHA、EPA、食物繊維など、59種類もの栄養素をもつスーパーフードです。『からだにユーグレナ』は豊かな石垣島の自然で育った石垣島ユーグレナをぎゅっと濃縮。飲みやすさにもこだわっています。
目次
イベントは視聴者から事前に寄せられた質問に、佐藤ママが答えるかたちでスタート。
最初の質問は「受験生の免疫バランスのために、食べさせていたもの」についてです。佐藤ママの答えは?
「受験生が勉強に集中するために、保護者にできることが体調管理のサポート。肉に偏らず魚や野菜も食べるように…と、栄養のバランスには気をつかいました。でも、子どもって野菜が苦手だったりしますね。
特にキャベツやレタスのような緑の野菜は食べてほしいのですが、体を冷やさないかも心配。温野菜にしたり炒めたりして、温かくして食べさせていました。体を温めることは、とても大切だと思います」と佐藤ママ。
また、体調管理のためには腸内フローラを整えることが大切と聞いて、ヨーグルトを毎日食べるようにしていたそうです。ここで株式会社ユーグレナの中島さんから耳よりなアドバイスが。
「実はユーグレナには、乳酸菌などの腸内の発酵微生物を活性化して、パワーアップさせる働きがあります。乳酸菌といっしょにとっていただくのがおすすめです」とのこと。
『からだにユーグレナ』シリーズにも、乳酸菌入りの商品がラインナップしています。
「とても飲みやすくて、おいしかったです。乳製品でお腹がゆるくなるお子さんにも、よさそうですね」(佐藤ママ)
記事の後半では、佐藤ママ直伝のレシピに『からだにユーグレナ』をプラスして栄養を強化した、特別な受験対策レシピもご紹介します。
次の質問は「受験直前と当日の食事について」。
佐藤ママは「受験本番が近づくと、何を食べさせたらいいかと心配になりますよね。でも、力を入れて何かを食べさせようとすると、かえって胃の負担になってしまうことがあります」とアドバイスしてから、具体的に教えてくれました。
「体調を整えるために生ものは避けます。お刺身は食べないほうがよいですね。焼肉は大丈夫と思いがちですが、意外と中までしっかり火を通さずに食べてしまうことがあります。普段ならいいのですが、受験前夜は避けたほうが安心。焼き魚は普段からしっかり火を通して食べるものなので、大丈夫だと思います」(佐藤ママ)
「当日の朝ごはんは子どもによって違いますが、それぞれホテルのビュッフェやルームサービスでとりました。サラダにトースト、フランクフルト、スクランブルドエッグなど。糖質をしっかり、でもお腹いっぱいではなく、普段よりは少なめに食べていたようです」(佐藤ママ)
「野菜サラダを先に食べる“野菜サラダファースト”は、血糖値が急激に上がるのを抑えるので、とてもよい食べ方だと思います」(中島さん)
「お昼はおにぎりとちょっと甘いもの、ドーナツを持っていきました。あとはペットボトルの飲みもの。基本的には子どもに何を食べたいか聞いて、用意してあげるのがいいのではないでしょうか」と佐藤ママ。
でも「当日のお昼ごはんって結構、大切です」と続けます。なぜなら糖質をしっかりとらないと元気が出ないし、かといってお腹いっぱいに食べると眠くなってしまうから。
「実はお腹が少しすいているくらいのほうが、頭ははたらくようです。模試のときになどにシミュレーションして、眠くならない食事の適量を見つけておきましょう」(佐藤ママ)
続いて、これから追い込みで夜遅くまで勉強をする受験生に欠かせないおやつ(夜食)について。「特に、集中力が途切れやすい子どもに食べさせるとよいものはありますか?」という具体的な質問です。
佐藤家では勉強の合間のおやつに、甘いチョコレート、小さめのおにぎり(中身はツナマヨ、焼肉のたれで甘辛く味付けしたお肉など)などが人気だったそうです。
一口サイズのおにぎりは、子どもが自分で食べる量を調節しやすいので、血糖値が急に上がって眠くなってしまうのを防ぐのにもよいとのこと。
また、野菜がとれるようにと冬においしいかぼちゃをつぶして混ぜた、手作りのかぼちゃマフィンも好評だったそう。
「焼くときにいい香りがして、“あ、おやつを作っているんだな”って子どもにもわかるでしょう。おやつって無言の応援みたいですよね」と佐藤ママ。
「特にこれからの時期は、親も焦ってきます。ついがんばってね!と言いたくなりますが、子どもはもうがんばっているので、ぐっとがまん。できるだけ普段通りの日常を演出してください。そして、子どもが好きなおやつを出してあげて。ここからは、無言の応援が大事です」と、受験本番を迎える家族にアドバイスをしてくれました。
「温かいココアやカフェラテは、甘くてほっとするので、気分転換によいのではないでしょうか。『からだにユーグレナ』のパウダーを混ぜると、手軽に栄養をプラスできるのでおすすめです」(中島さん)
「受験生にとって、食べることって本当に数少ない楽しみで、癒しなんです」という佐藤ママ。栄養はしっかりとってほしいけれど、嫌いな野菜を無理に食べさせるようなことはしなかったと教えてくれました。
「うんと細かく刻んで、餃子のタネに混ぜたりはしました。“あ、野菜を食べてくれた”って、親がほっとするんですよね」(佐藤ママ)
このお話をヒントに、イベントでは佐藤ママが受験生のためによく作っていたというお鍋を、ユーグレナを混ぜた鶏団子でパワーアップしたレシピを公開。
もうひとつは焼きおにぎりに温かい出汁をかけた、夜食にぴったりのレシピ。どちらも栄養たっぷりで、体をしっかり温めてくれます。
【お鍋の基本材料】
4人分(量はお好みで) ※カッコ内の量は目安量
●手羽先・・・・・・8個
●白菜・・・・・・・・中サイズ1/4個(500g)
●豆腐・・・・・・・・200g(1パック)
●シラタキ・・・・・・160g(1袋)
●白ネギ・・・・・・・160g(中2本)
●青ネギ・・・・・・・160g(中2本)
●エノキダケ・・・・・100g(1パック)
●シメジ・・・・・・・・100g(1パック)
ユーグレナ鶏団子
●鶏ひき肉 250g
●塩 小さじ1/2
●長ネギ 10cm(みじん切り)※鍋材料からもらう
●大葉 5枚(みじん切り)
●卵 1個
●生姜 小さじ1
醤油 小さじ1/2 酒 小さじ2
味噌 小さじ1 片栗粉 大さじ1
●からだにユーグレナグリーンパウダー乳酸菌 2包
ポン酢 ※1人分
カボス果汁 1.3 →26g
濃い口醤油 0.8 →16g
みりん 0.7 →14g
※本みりんは合わせる前に鍋に入れて沸騰させてアルコールを飛ばしてから使用しましょう。
もみじおろし ※一人分目安(量はお好みで)
●大根 150g(輪切り3㎝厚)
●人参 10g(輪切り1㎝厚)
【作り方】
① もみじおろしとポン酢を作る。
② 材料を食べやすい大きさに切る。
③ 鶏手羽先に沸騰した湯(分量外)をかけて、水で洗ってぬめりをとる。
④ 鍋に分量の水を入れ、沸騰したら、手羽先を入れて、煮る。
⑤ ユーグレナ鶏団子を作る。
ボールに鶏ひき肉と塩を入れて良く混ぜたら、残りの鶏団子の材料をすべて入れて粘りが出るまでしっかり混ぜる。
⑥ ④の手羽先が煮えたら、手羽先を取り出して、⑤の団子タネをスプーンですくって団子を作る。
⑦ 団子が出来たらいったん取り出して、白菜の芯を入れて煮たら、白菜の葉、白ネギ、エノキダケ、シメジ、豆腐、シラタキ、青ねぎ、とり手羽を入れ、最後に温める程度に鶏団子をお鍋に入れる。
⑧ ポン酢にもみじおろしを入れて味わう。
【材料】
おにぎり
●ごはん 360g(おにぎり3個分)
●梅干し(しそ) 中3個
●サラダ油 大さじ5→大さじ1/2
●小ねぎ 1本
出汁たまご
●和風だしの素 5g
●酒 小さじ1
●みりん 小さじ2
●薄口醤油 小さじ2
●水 500㎖
●片栗粉 小さじ1/2
●からだにユーグレナグリーンパウダー乳酸菌 3包
●卵 M1個
【作り方】
①種をとった梅干し1個分を入れたおにぎりを3つ作り、そのまま20分ほど置き、表面を乾燥させる。
②サラダ油をおにぎりのまわりにまんべんなく塗り、フライパンまたは、トースターで焼き色をつけるようにカリカリに焼く。(トースターは230℃で片面10分ずつ焼く)
③出汁の材料を鍋に入れてよく混ぜたら、大さじ1と1/2を器にとってから、火にかけて温める。
④ ③でよけた出汁に片栗粉、ユーグレナパウダーを入れて良く混ぜてから、卵を割り入れてさらに良く混ぜる。
④ 軽く沸騰した③に④を入れて、卵に火を通す。
⑥②を器に盛り、⑤をかける。小口切りにした小ねぎを散らしたらできあがり。
最後にこれから追い込みに入る受験生と保護者へ、佐藤ママが実践していた具体的な勉強法も伝授。
「子どもが苦手な問題だけをまとめた、“必殺ノート”をつくっていました。1ページに1問だけ書くのがポイントです。1ページに2問書くと、頭に入らないようでした」(佐藤ママ)
「苦手な問題を紙に書いて、壁に貼ったりもしました。でも、まっすぐに貼ると目にとまりにくいようで、問題の前を素通りしてしまうんです。だからちょっと斜めに貼るのがポイント。そうすると“あれっ”と気がついて、目に入るみたいでした」(佐藤ママ)
子どもが苦手な問題は、模試の結果などから佐藤ママがピックアップしていたそうです。
「親もピリピリしがちな時期ですが、子どもを信じて全力で後押ししてください。受験は親子の信頼関係が大事。よい空気をつくっていってくださいね」と応援のメッセージも。
栄養のこと、勉強のこと、受験生をサポートするアイデアがぎゅっと詰まった、とても内容の濃いオンラインイベントでした。
受験生はもちろん、親もがんばりどころを迎えるシーズン本番。
栄養たっぷりの食事とおやつで、元気にお過ごしください。(ココフル編集部)