2017年7月21日(金)、神奈川県横浜市にある「原鉄道模型博物館」にて「大人の遠足」を開催しました。
今回は、子育て中の女性たちの「モヤモヤ」に寄り添い、新たな気づきを提供する情報発信メディア『ハレタル♪』さんとの共同企画です。夏休み初日とあって、たくさんの親子連れ、ご家族連れにご参加いただきました。
原鉄道模型博物館は、世界的に著名な鉄道模型製作・収集家の原信太郎さんが製作・所蔵したたくさんの鉄道模型と鉄道関係のコレクションの一部を一般に公開している博物館です。
原さんの鉄道模型は、本物の鉄道車両を忠実に再現していて、鉄のレールに鉄の車輪を使い、ギア、ブレーキ、ベアリングなど外から見えない部分についても実際の車両と同じ構造と仕組みで作られているのが特徴。そんな鉄道模型の世界に、親子そろってどっぷりつかるひとときを体験しました。
最初に、博物館スタッフの生悦住淳平さんが館内の3つの展示室を回りながら説明をしてくれました。原信太郎さんが小学生のときに作ったという一号機関車の模型を見て、参加者一同びっくり。お母さん、お父さんだけでなく、お子さんたちも、生悦住さんのお話に聞き入る姿が印象的でした。
たくさんの鉄道模型がテーマごとに展示された部屋では、機関車をうれしそうに指さして「シュッポッポ!」という小さなお子さんの姿も。お母さんたちもその精巧な作りの模型に魅せられて、カメラのシャッターをさかんに切っていました。
原鉄道模型博物館では、今の時期(7/12~8/31)「きかんしゃトーマススペシャルギャラリー」のイベントを開催しています。きかんしゃトーマスの特別展示室では、トーマスたちが暮らす架空の島「ソドー島」に敷かれたレールの説明がありました。
ソドー島の鉄道は、本線や支線の線路幅が国際標準軌である1435mm、登山鉄道の線路幅は800mm、小さな機関車たちが走る「ちんまり鉄道」は381mmという設定になっていて、架空の鉄道とはいえ、線路幅が忠実に再現されているとのこと。
原鉄道模型博物館のいちばんの見どころは、世界最大級の1番ゲージジオラマ「いちばんテツモパーク」です。本物の街を本物の鉄道車両が走るような情景に参加者一同目を見張りました。「きかんしゃトーマススペシャルギャラリー」の開催期間中は、この「いちばんテツモパーク」の中をトーマスやエドワード、ヘンリーなどおなじみのキャラクターが走っています。実際に英国のテレビシリーズの撮影で使われていた模型なのだそうです。
「1」の番号をつけたトーマスが近づくと、子どもたちも大興奮。また、原信太郎さんが製作した貨物機関車模型が通ると、そのリアルな音と姿に大人の歓声も上がりました。
生悦住さんによるツアー終了後は、参加者がそれぞれ自由に館内を見学しました。「いちばんてつもパーク」の隣の部屋には、かつての横浜の街並みを再現したHOゲージのジオラマも展示されています。よく知っている風景を見つけて、お子さんに指をさして説明するお母さんの姿もありました。
今回のツアー参加者には、原鉄道模型博物館オリジナルノートと、非売品のステッカーをプレゼントしました。館内で開催されているきかんしゃトーマスのスタンプラリーに挑戦する親子の姿もあり、みなさん存分に遠足を楽しむことができたようです。