白金台にある国立科学博物館 附属自然教育園は、都心にありながら驚くほど自然を満喫できる貴重な森林緑地。今回はベビーカーで遊びに行ってきましたよ!
◆ 目黒駅と白金台駅の中間にあります
こんな場所に自然を満喫できる場所があるの!?と驚くかもしれませんが、JRや目黒線の目黒駅から歩いて9分、南北線・都営三田線の白金台から徒歩7分という場所ながら、一歩入れば別世界なんです。
白金台駅のほうが若干近いですが、ベビーカーだと出口1にはエレベーターがないので、出口2から歩くか目黒駅からのほうが便利かもしれません。
こちらの附属自然教育園は、天然記念物である森の保護と保存のため、常時300人の入園定員を設けています。そのため入口でチケットを購入すると人数管理のためのリボンを渡されて、園内ではリボンをつけて過ごします。
まずは園内マップをもらいましょう♪また、日々更新される見どころが記載されたリーフレットもあり、遊びに行った日は“つくし”が出てきたころで、それを頼りに探すのも楽しかったです。
◆ 園内では食事や休憩もできます
暖かくなってくると、ピクニックが楽しいですよね。園内にはちょこちょこと椅子やテーブルがあるので、自然の中でピクニックも楽しめます。
ただ園内には自動販売機はないので、入口すぐの建物内にある自動販売機で飲み物を購入するのをお忘れなく。食べ物の販売はありませんが、近隣にはコンビニやお弁当を扱う店もあるので、探してみてください。
トイレもこの入口すぐの建物にあります。多目的トイレが1つあり、オムツ交換台も設置してあるので、ベビーがいても安心。
授乳室はありませんが、受付に声をかければ事務室側の救護室を利用させてもらえるそう。ただし、急病人が発生した場合や、他の方が先に使っている場合は、利用が難しいこともあるのでご注意を。
◆ 園内は歩きがおススメです
園路は舗装された道ではありませんので、ベビーカー利用も可能ですが、足元がでこぼこしていたり、階段等の段差もあるので、入口の建物付近に置いて徒歩で園内をめぐることをおすすめしています。
我が家はお昼寝タイムにさしかかった時間だったこともあり、ベビーカーで回りたいママ友と連れ立って巡ったのですが、その途中途中で歩かせたりしました。やはりせっかくなので歩いて草花や虫を観察したほうがよかったなと思いました。
全部をベビーカーで回るのは難しいこともありましたし、よちよち歩く練習中の子もいましたよ。
◆ 野鳥もたくさん出会えました
▲ アオサギ
園内を歩いていると、森の中にいるような気分になります。あちこちから野鳥の鳴き声が聞こえてくるのも理由のひとつです。
▲ ダイサギ
この日もダイサギというとても美しい鳥に出会えました。
また、入口の建物の中には絵本でも見かける“メジロ”や身近な“鳩”など鳥の鳴き声をボタンを押すと聴ける場所があり、子どもたちは夢中になっていました。
◆ 季節の移り変わりを感じたい
毎週木曜にはホームページにて「見ごろ情報」を更新しているそうなので、来園の前にチェックするとどのような動植物がちょうど見ごろなのかわかるそうです。
園内は本当に都心とは思えないくらい自然に囲まれていますが、手入れをした観光用というよりはそのままの自然を楽しむというイメージなので、見過ごしてしまうことも多いかもしれません。
幼稚園や小学生くらいになったら、図鑑を片手に観察をするのもおススメですし、定期的に通って季節の移ろいを肌で感じたい場所です。天然記念物の森なので自然を大切に、虫取り網や籠、ボールなどのは持ち込みができないのでご注意を。
自然に親しみ、自然をより深く理解してもらえるよう、来園者向けに日曜観察会や子ども自然教室などのさまざまな学習イベントも実施しているそうなので、ふらっと遊びに行くもよし、予定を立てて学びに行くもよし、都会のオアシスにぜひ遊びに行ってみてください。
(取材・文/アネモネ)
(写真提供:自然教育園)
<国立科学博物館 附属自然教育園>
■住所 : 東京都港区白金台5-21-5
■電話 : 03-3441-7176 (代表)
■開園時間 : 9月1日~4月30日 9:00~16:30 (入園は16:00まで)
5月1日~8月31日 9:00~17:00 (入園は16:00まで)
■休園日 :毎週月曜日 (ただし、祝日・休日の場合は開園し、火曜日が休園)
祝日の翌日(ただし、土・日の場合は開園)
年末年始(12月28日~1月4日)
※上記の休園日でも臨時に開園することがあります。詳しくは休園日情報をご覧ください。
■入園料 : 一般・大学生 310円
高校生(高等専門学校生含む)以下 無料