東京海洋大学の品川キャンパス内にある「マリンサイエンスミュージアム」は、海関連の資料が集まり、子連れで遊びに行くのにおススメだったのでご紹介します♪
◆品川駅から徒歩圏内のミュージアム
マリンサイエンスミュージアムは品川駅港南口から徒歩15分程度、東京海洋大学の敷地内にあります。
大学のキャンパスなのですが、一般の人も足を運べ、近隣の保育園のお散歩コースにもなっているそうです。
キャンパス内にはベンチや自然も多く、休憩しながら自然観察ができました!
また別棟には授乳やおむつ替えができる一時休憩室があるそうです!大学に授乳室!?と驚いたのですが、研究者の中にはベビーがいるママもおり、気兼ねなくおむつ替えや授乳ができるようにと作られたそう。素晴らしい取り組み!
▲ 「ペンギンルーム」は別棟にあるので受付でお尋ねを!
–
そして一般の来館者も利用可能だそうです。利用したい場合はマリンミュージアム職員に声をかけてみてくださいね。
◆クジラの大きさを体感できる!
マリンサイエンスミュージアムとは別館になる“鯨ギャラリー”では、セミクジラ、コククジラの全身骨格を展示しています。
▲ こんな大きな鯨が泳いでいる海ってやっぱり広い
ガラス張りの建物なのですが、大きすぎて外からでも存在感を放つこちらの全身骨格。下からのぞくことができるので、まるで鯨に飲み込まれた気分に!
▲ 鯨に飲み込まれたらこんな感じ?
別館の角をミュージアム側に曲がると、むかし鯨を撃った時に使用した大砲が展示されていました。
▲ むかし鯨を撃つのに使用された大砲
ミュージアム内には、過去に大学で行っていた捕鯨実習で使用された道具も展示されており、クジラのスケールの大きさにどっぷりはまれる体験でした。
◆海を学べる貴重なミュージアム
ミュージアム本館のエントランスまでは階段がありましたが、スロープもあったのでベビーカーでもOKでした。
▲ ウッドデッキで広々したエントランス
専用のベビーカー置き場はありませんが、1階に置くことができるので、受付で尋ねてみてください。
▲ ミュージアム入口のかわいい鯨が目印
2階へもエレベーターが利用でき、館内は比較的ゆったりとした作りだったので、ベビーカーで見学することもできそうです。
▲ 練習船「雲鷹丸」の模型を間近で見ることができた
細かく忠実に再現されているので、子どもも真剣に見入っていました。ちょうど絵本で船の構造を読んでいたので、より楽しかったようです。
▲ エントランスホールの柱の展示は必見
また海面から深海の様子がわかる柱があって、海の中を覗ける仕掛けにワクワクしました。
◆ 2階の展示フロアは海のことが楽しく学べる
2階へ進むと、たくさんの船の絵や模型がお出迎え。これらは東京海洋大学の歴代の練習船とのこと。ロマンにあふれたエリアでした。
▲ 海の生き物のはく製や標本がたくさん展示されている
▲ アザラシのはく製は今にも動き出しそう!
▲ じっくり観察できるのは、はく製ならでは。
▲ とにかく種類が多いので見比べることができる
大きく「海」を知ることができるこのフロアは、海の生き物だけでなく、漁業や養殖など「海の利用」、海からの恵みを受けた海藻や水産加工品の缶詰など「食品生産」もエリアごとに学べるようになっていました。
◆キャンパス内をお散歩するのも楽しい
ミュージアムの向かいには図書館がありました。こちらも入館可能で、この日は特別展の一部でスタンプラリーがあったのですが、1つは図書館の2階に設置されていました。
▲ とても賑わっていた学食
また、学食もあり、12時~12時30分は学生優先なのですが、それ以外の時間は一般の来訪者も利用可能だそう。
▲ 「雲鷹丸」も間近で見ることができる
天王洲側の通用門に向かう途中、マリンミュージアムで見た模型と同じ船が見えてきます。この船が2019年7月“ふね遺産”に登録された、練習船「雲鷹丸」の実物でした!
◆併せて楽しめるおススメ散歩
帰りは散歩がてら天王洲アイル駅まで歩いて、海の景色を楽しめるモノレールに乗りました。JR浜松町駅までは1駅ですが、楽しむには十分な乗車時間。新幹線の上をモノレールが走っていたことにも、子どもは大興奮でした。
いかがでしたでしょうか?
東京海洋大学「マリンサイエンスミュージアム」は子連れに優しくて、「海」についても学べる、とてもおすすめの場所でした。ぜひ遊びに行ってみてください♪
<東京海洋大学 ミュージアム機構 マリンサイエンスミュージアム>
■住所 : 東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学品川キャンパス内
■電話番号 : 03-5463-0430
■最寄り駅: JR・京急線 品川駅(港南口) 徒歩15分
東京モノレール 天王洲アイル駅 徒歩20分
りんかい線 天王洲アイル駅 徒歩25分
■開館時間 : 10:00〜16:00(鯨ギャラリーのみ土曜日15:00まで開館)
■休館日 : 土曜日、日曜日、祝日、入試期間、点検日、その他
■料金 : 無料
(取材・文/アネモネ)