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おでかけ

多摩六都科学館 西東京市

2019.12.15

世界一のプラネタリウムがある科学館が東京の西東京市にあります。噂を聞いて、早速3歳児を連れて遊びに行ってきました♪


▲    多摩六都科学館外観

◆    どんな科学館なの?

多摩六都科学館は、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の5市で共同運営しています。

建物は地下1階から2階の3フロアからなり、5つの展示室と、プラネタリウムと大型映像が見られる巨大ドーム「サイエンスエッグ」があります。


▲    投映機「CHIRONⅡ(ケイロンⅡ)」は1億4000万個を超える星々を映し出す

そして科学学習室や屋外展示物もあり、参加体験型で小さな子どもも楽しめる施設でした。

西武新宿線の花小金井駅から徒歩18分、はなバス第4北ルート田無行きで約8分ですが、西武池袋線やJR中央線の複数の駅からバスが出ているので、各方面よりアクセス可能。例えば、吉祥寺駅からはバスで30分だそうです。

また有料ですが170台停められる駐車場があるので、ドライブがてら立ち寄るのもおススメ。

◆    プラネタリウムは必見

多摩六都科学館のプラネタリウムは、最も多くの星を投映できるとして世界一に認定されています。


ⒸGOTO(プラネタリウム投影)
▲    座席から星座絵を見ている様子

世界最大級の大きさを誇る直径27.5メートルの傾斜型ドームに映写されます。展示室への入館料の他に、プラネタリウム・大型映像の各プログラムごとに料金が発生しますが、多摩六都科学館へ行くならぜひ行ってほしい場所。

入館料とプラネタリウム1回、大型映像1回がついているお得なセット券や年間フリーパス(入館のみ)もありますよ。チケットを受付で忘れずに購入して2階の「サイエンスエッグ」へ向かいましょう。

今回はキッズプログラムの時間に合わせて向かいました。座席は自由で、入場順で席に着けるので、早めに行くことをおススメします。


▲    全編生解説プラネタリウム たっぷりほしぞらめぐり~冬から春へ~

暗くて泣いてしまいそうなベビー連れでしたら、出口付近などを確保すれば安心ですね。不定期ですが「0歳からのプラネタリウム」という乳幼児向けのプログラムや「おもいやりプラネタリウム・大型映像」というベビー連れ安心のプログラムもあるそうです。

キッズプラネタリウムのプログラムは約35分。スタッフによる生解説で進むのですが、小さな子どももこわがらないように少しずつ暗くなり、会話形式で進み、優しい語り口調の演出は、夢中に聞き入ってしまう楽しさがありました。

プログラムの内容はおよそ2か月ごとに変わるそうで、一般的なプラネタリウムは星座を中心にしたものが多いと思っていたのですが、こちらでは「宇宙」がテーマで星座だけに特化せず銀河まで旅をすることができました。


▲    かわいいキャラクターペガログくん

科学館のキャラクターペガロクくんとぜひ宇宙に行ってみてください♪

◆    5つの展示室は見どころ満載

展示室は5つあり、それぞれのテーマに分かれています。展示室1は「チャレンジの部屋」。地下一階にあるこちらでは物理法則や宇宙の不思議を体験することができます。

大きなスペースシャトルの頭部が展示してあり、なんと本当に宇宙に行っていたスペースシャトル「エンデバー」の実物大模型なのですよ!


▲    「エンデバー」のオービタ(軌道線)

この内部を探検することもできますが、身長制限があるのでご注意を。内部のコックピットはNASAの承認を得てアメリカで製作し、忠実に再現されたそう!

また「ムーンウォーカー」で月面重力の疑似体験もできました!こちらも身長110センチ以上、体重22㎏~70kg未満という制限がありましたが、宇宙大好きな子どもたちは見るだけでも大興奮するエリアでした。

◆    地下1階の「からだ」と「しくみ」

地下一階には3つの展示室があり、2つめは「からだの部屋」。ひとのからだのつくりや骨格などを観察できる色々な展示がありました。

そして中央のブース「からだラボ」は人だかりができており、テーブルに子どもたちが座ってスタッフのレクチャーを受けながらパズルで遊べる人気のエリアになっていましたよ。

またこのフロアには少し変わった積み木のような「カプラブロック」で靴を脱いで遊べるエリアがあったのですが、パパが夢中になっていたのが印象的でした。


▲    ベビーから大人まで遊べる


▲    子どもはそっとそっと

▲    パパの大作、壊したくない!

展示室3は「しくみの部屋」。身近な電気や水を届けるシステムなどの展示があります。


▲    ピアノの内部が透けて見える

中が透けて見えるピアノが展示されているのですが、ピアノが得意な子どもが弾いて、他の子どもがその仕組みにくぎ付けになっていたのが印象的でした。


▲    相澤ロボット「ミスタースパーク」にも会えます

◆    2階フロアは「自然」と「地球」

展示室4「自然の部屋」には昆虫標本や動物のはく製が展示されていました。

「自然の部屋」にあるこの小さな子ども向けのスペース(くつろぎ広場)では読み聞かせイベントもあるそうです。積み木や絵本もたくさんあって、ベビーちゃん連れの方が遊んで過ごしていました。

展示室5の「地球の部屋」では地層を観察することができ、火山の噴火で地層が重なった様子を断面図で学べ、スタッフの解説も聞くことができて、とっても勉強になりました。


▲    関東ローム層の断面図

また、なぜ火山が噴火するのか、噴火するとどうなるのかという映像もあり、子どもにしっかり伝えることができるようにと親として改めて学ぶことができたのは良かったです。

そしてこの日は「地球の部屋」の「地球ラボ」の中で、顕微鏡を覗いて色々な場所の砂の比較を観察することができました。


▲    顕微鏡をのぞくのは初めて!

この日は沖縄の星の砂を見ることができて初めて見る子どもたちも喜んでいました。なにより顕微鏡を体験できて驚いた様子が印象的。

◆    休憩室やカフェもあります

館内にはベビー連れでも安心な工夫がいっぱいでした。貸しベビーカーは1階にあり、パパもOKなおむつ替えができるトイレの設置、授乳スペースも確保されていました。

飲食も休憩室で食事ができますし、しっかりと食事のできるカフェもあったのでご安心を。また屋外になりますが、移動販売車が来ることもあるそうで、昼時になったらアナウンスが流れ買いに出ることもできました。

◆    家族で一日遊べる魅力的な場所

いかがでしたでしょうか?こちらは夫の先輩パパが教えてくれたのですが、確かにロマンあふれる楽しい科学館でした。

年齢に合わせて楽しめることも増えていくので、我が家もまた遊びに行きたいと思いました。雨でも一日遊べてベビー連れでも大満足できるので、ぜひ遊びに行ってみてください♪

<多摩六都科学館>
◆    住所 : 東京都西東京市芝久保町5-10-64
◆    電話 : 042-469-6100
◆    開館時間 : 9:30~17:00 (入館は16:00まで)
※当日のチケットで再入館ができます。
◆ 駐車場 : 9:15~17:15
(※開館延長、イベント開催の場合は終了後まで延長します)
◆ 入館券
(展示室)大人520円、子ども210円
観覧付入館券 (展示室+プラネタリウムまたは大型映像を1回)
大人 1,040円、子ども 420円
セット券 (展示室+プラネタリウム1回+大型映像1回)
大人 1,460円、子ども530円
上記の券にプラネタリウムまたは大型映像を1回追加
大人520円、子ども210円
*3歳以下は無料

(取材・文/アネモネ)

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