2月になると、街中でも梅が咲き始めます。今回は親子3世代で楽しめるおススメのおでかけ場所として、「池上梅園」を紹介します!
◆池上本門寺のそばにある梅園
大田区の池上にある「池上梅園」は、都営浅草線の西馬込駅から徒歩10分の場所にあります。五反田や川崎、大森駅からはバスもあり、「本門寺裏」のバス停からすぐです。
豆まきでも有名な、池上本門寺の西隣にあるのですが、東急池上線の池上駅からは徒歩20分の立地です。ただ途中にはたくさんのお店があって楽しいので、池上駅から散歩がてら向かうのもおススメ。
◆梅の香りに魅かれて
梅園の近くに行くと、とてもいい香りが漂ってきます。それもそのはず、「池上梅園」には約370本の梅があり、都内でも屈指の梅の名所となっています。
そして、鳥もたくさん集まってきているのですが、身近なヒヨドリや秋から冬にかけてはツグミやジョウビタキなど冬鳥も多くやって来るそう。
▲ メジロが梅の木にとまっていました
また梅の時期にはメジロが蜜を吸いにやってくるのですが、絵本や図鑑でしか見たことがなかったメジロに都心でも出会えるんだと、とっても感動しました。
▲ こんなに美しいメジロが近くで見られるなんて!
◆日本庭園を愛でる
「池上梅園」には茶室2つと和室棟があります。貸し出しもしているそうで、茶室は庭を含めてとても立派で、茶道をたしなむ方はぜひのぞいてみてください。
▲ 和室の前には池もある
また和室のある家屋には池があって鯉が泳いでいました。いずれも敷地内に入ることもできるので、タイムトリップした気分になれますよ。
◆高台から望む梅に感動
「池上梅園」は受付でチケットを購入するとすぐに階段があり、丘陵斜面を利用してたくさんの梅の木が植えられ、花が咲き誇っています。
▲ 階段をあがって高台を目指す
梅を間近で見ることができ、接写で撮影する人もたくさんいました。高台には休憩場所があって、小さな子連れでお弁当を食べている人も見かけました。
▲ 遠くには山も見える高台からの眺め
都営浅草線の車両基地がそばにあるのですが、少し高い位置に線路があって、実はこの高台から間近で見えるため、都営浅草線が現れるのを待っている電車大好きな子もいるそうです。
◆子どもも安心して楽しめる場所
梅園内にはおむつ替えもできる広いトイレもあり、所々に椅子や休憩できるベンチがあり、また梅園の目の前にも広くて座れる場所があり、自販機もあるのでお散歩におススメでした。
水琴窟という不思議な音の響きを楽しむ珍しい装置もあり、面白い体験ができます。昔の日本家屋をこうして近くで見学できるのも貴重です。
そうそう、いいなと思ったのが、枝垂れの梅も多く、子どもがそのままの目線で梅を楽しむことができるんですよね。
抱っこしてみせるのも大変なので、これはちょっと子連れにはうれしいと思いました♪
◆季節問わず遊びに行きたい
「梅園」なので2~3月初旬が見ごろの梅がもちろん美しいのですが、ツツジも約800株あったり、春にはサクラや初夏には紫陽花も楽しむことができるそうです。
おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に、親子3代で遊びに行っても楽しめるとってもおススメの場所でした。ぽかぽか暖かい日には池上界隈をお散歩コースに加えてみてください♪
写真:大田区提供
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<池上梅園>
■所在地 : 東京都大田区池上2-2-13
■電話 : 03-3753-1658(池上梅園事務所)
■交通 : 東急池上線池上駅下車徒歩約20分
都営地下鉄浅草線西馬込駅下車徒歩10分
■開園時間:9:00~16:30(入園は16時まで)
*但し、ライトアップ期間(令和2年は2月14日から3月1日)は20:00まで(入園は19:30まで)延長。
■休園日:2月・3月を除く月曜、年末年始(月曜日が休日の場合は次の平日)
*2月・3月は休園日はありません。
■入園料:大人(16歳以上65歳未満)100円、小人(6歳以上16歳未満)20円
65歳以上の方、身障者手帳所有の方など無料(確認できるものをお持ちください。詳細はお問合せください。令和2年のライトアップ期間の当日の再入場は無料です。受付で半券を提示してください。)
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取材・文/アネモネ