2020年6月にオープンした港区立みなと科学館をご紹介します。
緊急事態宣言解除に伴い、2021年10月16日(土)より、入館およびプラネタリウム観覧の事前予約が不要になりました。
最寄り駅は、これまた新しくできたばかりの地下鉄日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」。徒歩4分のアクセスの良さがうれしいですね。このほか同じ日比谷線の神谷町駅からも徒歩5分。銀座線虎ノ門駅からも徒歩10分で到着です。
館内は、原則飲食禁止となっており、カフェテラスのようなものはありません。
さて、建物の1階が常設展示と企画展示。2階がプラネタリウムホールです。科学館全体はそれほど広くないスペースですが、中身はギュギュっと濃く、小さな子どもから大人まで楽しめます。
目次
常設展示コーナーは、テーマがしぜん、わたし、まち、うみに分かれています。
まちでは、港区の上空を飛んだり、河を下ったり、海を眺めたり。
アドベンチャー気分を味わうことができますから、港区民はもちろん、そうでなくても十分に楽しめます。
わたし のコーナーでは、決められた場所に立つと目の前に筋肉のついた自分自身が投影され、自分が体を動かすと、目の前の筋肉も動いて、何という筋肉が動いたのか名前が出ます。
走ってみると、目の前のバーチャルな自分が馬や犬と競争をしているような画面が出たりするので、子どもたちは大喜びでした。
仕組みを学びつつある小学生高学年や、知っているはず(?)の大人にとっては理解が深まるし、仕組みはわからない園児でも、「光がついた」「いろいろな虫をいっぱいとれた!」「川下りをした!」「1位になった」など、身体を動かして結果が出るわかりやすいゲーム感覚の展示が多いので楽しむことができます。
大人にとって特に面白いのは、都市の構造や歴史かもしれません。まちのコーナーでは、免振建物と制震建物と耐震建物とでの、地震のときの揺れ方の違いを目の当たりにできるなど、都市に暮らす我々にとって、とても身近な問題にたくさん触れることができます。
街を縦にすっぱりと切り取ってみると、明治大正昭和平成と現代に近づくにつれ、ガスや水道はもちろん、地下鉄がどんどん地中深くもぐっていくことがわかります。大江戸線、とても深い場所を走っていることを改めて実感します!
中央に展示しているみなと・クエストMAPは、港区の地形を模した大型のスクリーンです。港区の土地は大地、低地、埋め立て地に分けられていて、品川駅、田町駅、浜松町駅、新橋駅などすべて江戸時代には海だったことが一目瞭然。今自分たちが住んでいる街が、いかに科学と技術に支えられているかを知ることができるのは、とても興味深いと思います。
また職員が数多くおり、遊び方がわからなったら気軽に声をかけて聞いてみましょう。優しく教えてくれますよ。
さて、2階にあがると、プラネタリウムホールです。
1階は入場無料ですがプラネタリウムは有料。最新鋭の光学式投影機「オルフェウス」と4Kデジタル式プラネタリウムのハイブリッドプラネタリウムが設置されています。座席数は121席。
園児でも楽しめるプログラムは「まくまくんの星空大冒険」です。
「まくまくん」はスケッチブックにロケットの絵を描いていると、いつの間にか星の世界へ…というストーリーで約15分。季節ごとに内容は変わるそうです。
ある日のプログラムは、11:00から「まくまくんの星空大冒険」。15:00から港区の時刻(とき)と星空散歩、19:00からHAYABUSA 2 ~REBORN となっていました。
事前にチェックし、1階の展示とうまくスケジュールをたてましょう。
トイレは1階と2階。個室授乳室もあります。
男性用トイレにおむつ替えスペースなどはないので、パパが赤ちゃんと利用するときには隣にある多目的トイレを利用しましょう。
科学館では食事ができません。が、みなと科学館が入っているビルの地下1階に気象庁食堂があります。平日のみオープンしており、科学館の来訪者も利用が可能です。駅まで4分ですが、近くには虎ノ門ヒルズがあるので、こちらで食べてもいいですね。トラのもんが待っていますよ。
名称 | 港区立みなと科学館 |
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WEB | https://minato-kagaku.tokyo/ |
住所 | 港区虎ノ門3-6-9 地図を見る |
アクセス | 地下鉄日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」徒歩4分、日比谷線「神谷町駅」徒歩5分。銀座線「虎ノ門駅」徒歩10分 |
料金・参加費 | 施設内入場無料。プラネタリウム1回小学生・中学生・高校生100円 大人600円 年間利用券あり。 |
お問合せ | 電話 03-6381-5041 |
関連情報 | 開館時間:9:00~20:00 |