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おでかけ

常夏の巨大ドーム「夢の島熱帯植物館」フルーツや食虫植物も! 江東区

2020.10.10

東京ベイエリアにある夢の島公園の中でも、ひときわ目を引く巨大な温室ドーム。
夢の島熱帯植物館には、大人だけでなく子どもも好奇心をそそられる植物や展示がいっぱい!
エキゾチックな植物を眺めて楽しんだり、学んだり、癒されたり。
お天気のいい日はもちろん、雨の日や寒い日にも快適に過ごせる施設です。ぜひ家族で立ち寄ってみてください。

首都圏各地から好アクセスのお出かけスポット

最寄り駅は新木場。東京メトロ有楽町線・JR京葉線・りんかい線が停車します。
有楽町線とりんかい線は始発/終着駅。首都圏各地からスムーズにアクセスできます。

熱帯植物館は、駅の出口やロータリーとは反対側、夢の島公園内にあります。駅の北側へまわって首都高速湾岸線下の横断歩道を渡れば、そこは緑あふれる夢の島公園。
車で来られる方は公園の駐車場をご利用ください。

温室ドーム内は常夏。熱帯植物の生い茂る館内を探検!

夢の島公園の遊歩道を10分ほど歩くと、熱帯植物館の大温室へ到着です。
ドーム越しに天井近くまで茂った熱帯の樹木が見えてくると、早くもワクワクしてきます!

館内はベビーカーでもスムーズに移動できます。

エントランスから温室内に入ると、そこは南国の植物に囲まれた別世界。どこからか水の流れる音も聞こえてきます。
大温室の中は、お隣の新江東清掃工場でごみを焼やす際に出た余熱で温められているとのこと。暖かいけれど蒸し暑すぎることもない快適な室温に保たれています。

温室は、3つあるドームごとにA~Cのエリアに分かれています。
Aドームのコンセプトは「木性シダと水辺の景観」。Bドームは「ヤシと人里の景観」。Cドームは「小笠原の植物とオウギバショウ」となっています。

順路に沿って館内を歩きます。滝や洞窟のようになっていたり起伏のある丘のようになっていたり。好奇心旺盛な子どもは、進んでいくうちにちょっとした冒険気分になれそうです。
ルートの一部は階段になっていますが、スロープやエレベーターもあるので、ベビーカーを押している方もゆっくり見てまわることができます。

珍しい花や果物がいっぱい。食虫植物の温室もある。

見ごろの花や果物は時期によって移り変わります。訪れるたびに発見がありそうです。

動物のしっぽのような花を咲かせた西インド諸島原産のベニヒモノキ

見上げるとリョウリバナナがなっていた!

子どもたちの大好きなバナナやチョコレートの原料となるカカオも、実際に実がなっているのを目にする機会は少ないのではないでしょうか?
温室内を探すと、あちこちにバナナ、マンゴー、ココヤシなどの食べられる実のなる植物が生えています。

たわわに実ったカカオの実

実をつけた木や見ごろの花の近くには、探しやすいように案内版が出ています。

実物を見れば子どももきっと大喜び!園内の他の植物や、ふだん食べている果実などへも関心が広がるかもしれません。

食虫植物温室の中

ドームを出ると食虫植物の並んだ温室もあり、ウツボカズラやハエトリグサなどの食虫植物が捕虫するメカニズムがわかりやすく解説されています。

カフェの窓からの眺めもエキゾチック!南国の植物を見ながらひと息

68.1kgもあるおばけカボチャ。持ち上げて重さを感じることもできます。

温室を出て階段かエレベーターで1階へ降りると企画展示室とイベントホールがあり、絵画展や写真展などさまざまな展示が行われています。
展示内容は時期によって異なりますので、植物館のWEBサイトで事前に確認してみてくださいね。

エントランス奥の喫茶室では、飲み物や軽食を楽しむこともできます。
(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年9月現在、軽食はアイスとホットケーキのみ提供)
喫茶室の窓は温室に面しており、ひと息つきながら熱帯植物を鑑賞することができます。

館内には、赤ちゃんのオムツ替え用のベッドや授乳のできるスペースもありますので、職員さんにひと声かけていただいた上でご利用ください。

毎年秋にはおばけカボチャの展示も。フォトスポットで記念写真を!

ハロウィンシーズンには、温室前の芝生にも目を引く光景が!
恒例おばけカボチャの展示です。

茨木県常陸大宮市からやってきたおばけカボチャは1つ50~100kgほど。巨大なカボチャがこれだけたくさん集まっている場所は珍しいのではないでしょうか。
ごろごろ転がるおばけカボチャを見つけた子どもたちは、きっと大喜びで駆け寄ることでしょう。

たくさんのカボチャといっしょに写真を撮れば、ハロウィン気分も高まります!
(2020年の展示期間は9月29日(火)~11月1日(日))

「夢の島バーチャル植物館」では3Dビュー+VR映像で館内を公開中

2020年7月30日より配信スタート!

いかがでしたでしょうか?
どんなところなのかもっと詳しく知りたくなった方や、遠くてなかなか行けそうにないという方は、夢の島熱帯植物館のWEBサイトから「夢の島バーチャル植物館」へアクセスしてみてください。

PCやスマートフォンの画面上から3Dビューで360度自由に館内を観覧することができ、専用のゴーグルやメガネがあればVR映像も楽しめます。

すでに行ったことがあっても、無人の館内をゆっくり見てまわるのは新鮮な体験になるのではないでしょうか。

植物館のある夢の島公園内には、東京スポーツ文化館、第五福竜丸展示館、マリーナ、バーベキュー広場などが点在しています。
時間に余裕があれば他の施設の見学や散策をするのもおすすめです。

取材・文/ 桐谷きこり

基本情報

名称夢の島熱帯植物館
WEBhttps://www.yumenoshima.jp/botanicalhall/
住所江東区夢の島2-1-2 地図を見る
アクセス【電車】東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線「新木場駅」から徒歩13分
【バス】都営バス「夢の島」バス停から徒歩5分
料金・参加費一般 250円 
65歳以上 120円 
中学生 100円
※小学生以下、および都内在住・在学の中学生は無料
※障害者手帳・愛の手帳・療育手帳をお持ちの方と、その付添者1名まで無料

年間パスポート
一般 1,000円 
65歳以上 480円
お問合せ

(夢の島公園管理事務所): 03-3522-0281

駐車場情報・駐車料金公園内に有料の駐車場が2個所あり。
普通車利用料は1時間まで200円。以後30分毎に100円。
植物館を利用する場合は、駐車場入り口を入って右側の南側駐車場奥が便利です。
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