キャンプやバーベキューをしたくても、小さな子どもがいると荷物が多くなり準備も大変になりがち。
そんな家族連れにもおすすめなのが、山梨県や静岡県を中心にアウトドア施設を展開する「PICA リゾート」。気軽にアウトドアを楽しめる宿泊プランが充実しているんです。
中でも「PICA秩父」(埼玉県)は、首都圏からも公共交通機関でアクセスしやすい立地。森の中のコテージへ、乳幼児2人を連れて泊まりに行ってきました!
目次
首都圏から秩父までは、電車で2時間前後と好アクセス。
「池袋」駅から西武池袋線の急行に乗り、途中の「飯能」駅で西武秩父線に乗り換えて、終点が「西武秩父駅」となります。
特急Laviewだと乗り換えもなく、最短所用時間は1時間17分とさらにスムーズ。
乗車券に加えて特急券(池袋駅⇔西武秩父駅 大人710円、小児360円)が必要となりますが、全席指定のうえ多目的トイレもあって、小さな子ども連れでも安心です。
ゆったりしたシートはリクライニングでき、飲み物や軽食を置くのに便利なテーブルや充電用のコンセントもついています。
駅から「PICA秩父」までは、「秩父ミューズパーク」行きの循環バスで20分ほど。最寄りのバス停「スポーツの森」からは歩いてすぐです。
循環バスは1時間に1本程度と本数が少なめ。とはいえ、駅には広々した物販エリアやフードコートが併設されていて、調乳やおむつ替えもできる授乳室もあります。待ち時間を利用して立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。
我が家は途中の飯能にある「メッツァビレッジ」と「ムーミンバレーパーク」に寄りました。たっぷり遊んで、到着するころには夕方です。
敷地入り口に建つセンターコテージの入口で消毒と体温測定をした後、フロントで受付を済ませます。
起伏のある緑豊かな敷地内には、さまざまなタイプのコテージが100棟近く点在しています。
設備や宿泊可能人数などは、コテージのタイプによって異なります。
望遠鏡つきの「コテージ・星ぞらキャンプスタイル」。
犬といっしょに宿泊でき、専用のドッグランもある「ドギーコテージ」、など。
少し大きな子どもなら、デッキにハンモックのある「アウトドア・オーベルジュコテージ」も喜びそうです。
エリアによって、木立に囲まれていたり少し開けていたりと、雰囲気もちがいます。
子どもといっしょに散歩して歩くのもいいですね。
「PICA秩父」のコテージの特徴は、各棟にBBQのできるウッドデッキがあること!
炭や着火剤なども用意してありますので、用具の持ち込みや事前準備などは一切不要です。デッキには屋根もあり、雨の日も利用することができます。
我が家は、定員4名のコテージ「スタンダード4」に宿泊しました。
約20畳のゆったりした室内にはテレビやエアコンもあり、フローリングには床暖房もついています。寒い時期、ねんねやハイハイ期の赤ちゃんも快適に過ごすことができそうです。
部屋の奥にはトイレ、シャワールーム、洗面台があり、タオルも宿泊人数分用意されています。
食器棚の中には、電気ポット、グラス、シェラカップが入っており、洗面台の下には冷蔵庫がついています。
食器洗い用洗剤、スポンジ、水切りカゴもセットしてあり重宝しました。
0歳の娘はソファーベッドのつたい歩きに夢中!
産まれて初めての一泊旅行。反応が心配だったのですが、コテージにいるときも終始ご機嫌でした。
「PICA秩父」の宿泊プランには、夕食・朝食の食材セットも含まれています。
夕食の食材は、各コテージのテラスで火を起こして調理する必要があるのですが、お肉や野菜はあらかじめ洗ってカットされています。
窯焼きグリルやピザ、パンケーキやトルティーヤなど、宿泊するコテージやプランによって、メニューも異なります。
我が家は、「炭焼きBBQプラン」。
写真付きの手順書どおりにグリルに着火し、食材をグリルで焼くだけなので、とっても楽!
温かいご飯、タレや塩コショウ、紙皿や割り箸などもついており、至れり尽くせりです。
朝食はモーニングサンドセット。りんごジュース、コーンスープ、サラダもついています。
朝は火を使わずに食べられるメニューになっていました。
食材(生もの)の持ち込みはできませんが、センターコテージ内には売店があり、飲み物やおやつ、調味料などを購入することができます。
個包装のおむつもLサイズのみ販売されていました。粉ミルク、離乳食は売っていませんので、ベビーケア用品なども合わせて、必要な場合は持参するようにしましょう。
売店の奥は、レストラン「森のカフェ&ダイニング」。2020年11月現在、新型コロナウィルスの影響で、テイクアウトのみの営業となってます。
お風呂は、敷地内に「樹音の湯」という日帰り入浴施設があり、宿泊者は追加料金なしで利用することができます。
木のぬくもりの感じられる施設内には、男湯・女湯それぞれ大浴場とサウナが一つずつあります。
おむつ利用の乳幼児は利用できないため、子どもの月齢や体調などによって、コテージ内のシャワールームと使い分けてください。
「PICA秩父」のすぐ目の前は、約375ヘクタールもの敷地面積を誇る「秩父ミューズパーク」!
園内には、プールや音楽堂などのほか複数個所に遊具もあり、四季折々の自然に触れながら散策することができます。
小さな子どももいっしょなら、蒸気機関車のような「スカイロード・スカイトレイン」に乗ったり、レンタサイクルを借りるのもおすすめ。子ども自転車のほか、3~4人乗りの特殊自転車もあります。
秩父には、自然に親しみながら楽しめるスポットがたくさんあります。
「秩父フルーツファーム」でいちご狩りやマスカット狩りを楽しんだり、「ちちぶキッズパーク」で思いきり体を動かして遊ぶのもいいですね。
いかがでしたでしょうか?
荷物も少なくてすみ、乳幼児連れでも無理のないペースでアウトドアを満喫することができた1泊2日でした。
また、各コテージのあいだは適度に離れていますので、子どもや赤ちゃんが騒いだり泣いたりしても、隣室の迷惑になっていないかどうか、過度に気を遣うことなく滞在できたのもありがたかったです。
初心者や小さな子どもを連れたファミリーにも優しい「PICA RESORT」。
自然の中でリフレッシュしに出かけてみてはいかがでしょうか。
取材・文/ 桐谷きこり
名称 | PICA秩父 |
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WEB | https://www.pica-resort.jp/chichibu/ |
住所 | 埼玉県秩父市久那637-2 秩父ミューズパーク内 地図を見る |
アクセス | 【電車】西武池袋線「池袋駅」⇔「西武秩父駅」まで特急で約79分。 秩父鉄道「熊谷駅」⇔「御花畑駅」まで53分。「西武秩父駅」まで徒歩5分。 西武秩父駅から「秩父ミューズパークスポーツの森」行き「ミューズパーク循環バス・ぐるりん号」で約20分。 【車】・関越自動車道の花園ICから国道140号線で37km(約40分) ・熊谷から国道140号線で51km(約100分) ・飯能・日高方面から国道299号線で45km(約70分) ・八王子・所沢方面から国道16号線~299号線 ・中央自動車道・勝沼ICより国道20号~411号~140号 雁坂トンネル出口より約60km |
お問合せ | ヘルプデスク 0555-30-4580(9:00~16:00※日曜休) |
駐車場情報・駐車料金 | フロント前に宿泊専用駐車場あり |