数多くの教育に名高い学校が存在する文京区。都心ながらも子育てファミリーも多く住む地域で、美しく手入れされた公園や小さなころから体幹が鍛えられるような遊具も多い印象です。今回は大塚エリアにある「大塚窪町公園」を紹介します。

不忍（しのばず）通りからすぐの公園

 「大塚窪町公園」は東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅が最寄り駅。駅からは徒歩8分くらいの距離で、途中にはとても広い「教育の森公園」もあり、お散歩しながら行くのも楽しいです。ちょうど国立筑波大学附属「筑波小学校」の向かい側に位置し、逆側には不忍通りが見えました。不忍通りでみると、都営地下鉄三田線の白山駅と都営地下鉄有楽町線の護国寺駅の中間あたりです。公園から大通りが目に入りますが道路沿いではないので、安心して遊べます。専用の駐車場はないのですが、近隣にコインパーキングはありました。

球技ができる貴重な公園

バッティングボールエリア

大塚窪町公園は近隣に広い公園があることから、小さな印象を感じるかもしれませんが、一般的には多くの子どもたちが遊ぶのにじゅうぶんな広さがありました。エリアごとに木やベンチなどで自然に区切られているので小さめに感じるかも知れません。

しかしネットが張ってあり球技ができるエリアが2か所あり、広場とあわせると、結構広い。この日は小学生や中学生の子どもたちも野球やサッカーをしていました。

安全の工夫がいっぱい

公園はオープンスペースで入口も数か所あるのですが、その入口ごとに小さな公園があるイメージでしょうか。そのためほどよく距離感がはかれ、遊びごとにうまく子どもたちが点在できる工夫がされていると思いました。

お城や船！ベビーや未就園児も安心

お城のようなモチーフの遊具

大塚窪町公園は背の高い木が多いのが印象的で、木陰も多く、真夏でも涼みながら遊べるのはよいなと思いました。芝生のようなエリアではピクニックをしている子どもたちもいましたし、ベンチの数も多めで、ちょうど子どもたちを見守れる位置に設置されていたのも好印象です。

お城から公園を見渡せる設定？

また、子どもたちがワクワクするようなデザインの遊具が多く、ベビーや未就園児から見ると魔法の国のように見えるかもしれません！お砂場には船の遊具があり、小さな子どもでも少し高い位置から公園を見渡せるので、はしゃいで遊んでいました。すべり台のあるお城のモチーフの遊具からは、プリンセスのご挨拶ごっこができそうですね。

ダイナミックに体を動かせる

シンボルの複合遊具は大人気

メインとなる複合遊具は公園のシンボル的存在。子どもたちが体のいろいろな箇所を動かせるような遊びができるので、幼稚園児は小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんの動きを真似してみんな夢中に遊んでいました。

ロープをつたって丸太をのぼる

この複合遊具には小さめのすべり台もあり、ベビーちゃんも一緒に上手に遊んでいました。年の離れた兄弟姉妹でも、同じ場所で遊べるのは親にとっても、ありがたいですね。

小さな子もすべりだいができるよ

隣接した都営住宅側には、斜面になった遊具がありました。小学校低学年くらいまでは補助のついた右側を、それ以上は左側を楽々のぼってはすべるを繰り返し。

のぼってはすべるの繰り返しも体幹によさそう

工夫次第で幅広く遊べる魅力的な公園

 いかがでしたか？周辺に有名な公園がたくさんありますが、大塚窪町公園は近所の子どもたちが集う憩いの場所。普通の公園に思えますが、ご紹介した通り、スパイスの効いた遊具や仕掛けがつまった、楽しい公園でした。

小学生くらいになって、キャッチボールができる場所を探そうとすると意外と少ないみたいです。こちらではルールを守ればキャッチボールやサッカーなど球技ができるので、休日は近隣の親子で賑わっていました。

ベビーちゃんから小中学生まで遊べるので、ぜひ遊びに行ってみてください。

（取材・文／アネモネ）