「がすてなーに ガスの科学館」は、人々の暮らしに欠かせないガスやエネルギーについてわかりやすく紹介する、東京ガスが運営するミュージアムです。
乳幼児連れでも過ごしやすい館内には、小さな子どももワクワクしながら体験できる展示がたくさんあります。屋上からの眺めも素晴らしく、入館料は無料!我が家は豊洲へお出かけした際には、必ずといっていいほど立ち寄る施設です。
小学生の社会科見学や自由研究にもおすすめ!小さな子どもから大人まで楽しめるスポットをご紹介します。
目次
最寄り駅は、東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ「豊洲」駅。アーバンドックららぽーと豊洲や豊洲市場などのお出かけスポットからも歩いて数分の立地です。
建物の裏手は、海沿いの公園になっており、デッキや散歩道も整備されています。潮風に吹かれてお散歩の途中に立ち寄るのもいいですね!
入り口で手指の消毒と検温を済ませて館内へ。混雑時には入館制限をすることもありますが、通常は予約なしで入館できます。
吹き抜けになった開放感のあるエントランスで子どもたちに人気なのが、熱気球!
ボタンを押すとガスに点火。気球の中の空気が温かくなると天井近くまで浮き上がり、冷えると落ちてきます。天井とフロアとのあいだをゆったりと往復する気球を間近に見ることができて、子どもたちも大喜びです。
「がすてなーに」という科学館の愛称は、「ガスって何?」をもじったもの。
展示室1階では、ガスを中心に、私達の暮らしに欠かすことのできないエネルギーのしくみについて、体験しながら学ぶことができます。
体験展示に、子どもたちも興味津々です。
ハンドルで磁石を回して電気をつくる4歳息子。電気をためて、電球との間にある大きなスイッチを押すと、電球が明るく光ります。電球が光るのを待っている妹のために、一生懸命電気をつくっていました。
太陽光や風力など、さまざまな発電方法を体感できる展示も。
太陽光パネルにライトを当てたり、うちわで風を送ったりすると、まちの模型にあかりがともります。
2019年10月にリニューアルされた館内には、親しみやすいキャラクターがいたり、おままごとのような展示があったりと、小さな子どもが興味を持ちそうな工夫がいっぱいです。
小さな子どもにはまだ難しい内容もあるかもしれませんが、展示を楽しみながら暮らしやエネルギーに親しんでいってほしいですね。
2階展示室には、地球温暖化や食育などをテーマにした体験展示があります。
体を動かしたり、クイズやゲーム形式になっていたりと、親子で楽しみながらさまざまな社会課題について知ることができます。
トレイに乗った料理をマシーンに乗せると、料理に使われている食材が産地から運ばれてくる距離がモニターに表示されます。
テーブルに並んだパフェやお寿司やおにぎりを目にして、子どもたちもやる気満々!ふだん食べている物がどこからやってくるのか、意識するきっかけになる展示でした。
床に現れたデジタルのボールに触れて打ち返す、エアホッケーのようなスポーツに挑戦!子どもやお年寄りもいっしょに楽しめるゲームです。
隣には、実際にドアの開閉や階段の昇降をしながら、ユニバーサルなデザインについて体感できる展示もありました。
SDGsについてパズル形式で学べるコーナーも。
解説の漢字にふりがながふられていたり、イラストで表されていたりと、わかりやすく説明されています。
それぞれの展示を体験する際は、フロアにいるコミュニケーターがサポートしてくれます。展示に関する疑問や質問など、気軽に声をかけてみてくださいね。
2階には、チームラボとのコラボ展示「お絵かきスマートタウン」も!
壁の絵に触れると、風車が回りだしたり、雨が降り出したりと反応します。生き生きと動く絵に合わせて、子どもたちもはしゃいでいました。
お天気のいい日にぜひ上ってもらいたいのが、屋上です!
屋上は一面が芝生になっていて、地球の丸みをイメージしてゆるやかな弧を描いています。
目の前の東京湾や都心まで見渡せて、思わず「わあ!」と声をあげてしまうくらい素敵な眺め♪ ベンチもあって、親子でひと休みするのにおすすめの場所です。
すぐそばを行き来するゆりかもめ!レールがちょうど屋上と同じ高さなのも、子どもたちにとってはうれしいポイントのようです。訪れるたびに、屋上へ行きたいとせがまれます。
屋上からふたたび一階へ。
「炎のふしぎギャラリー」では、さまざまな色や大きさの炎や、炎の特徴を目にすることができます。
電磁調理器も普及して、子どもが本物の炎を間近に見る機会は、案外減っているのではないでしょうか?
暗い展示室でゆらめく炎を見て、息子もはじめは「こわい」と言っていましたが、しばらくするとじっと見入っていました。
「歴史ギャラリー」では、ガスの歴史やガスと暮らしの関わりについて知ることができます。
映像や写真でしか見たことのなかったガスかまどや風呂釜、トースターなどの調理機器の実物も展示されていました。昔の暮らしについて、家族で話をする機会にもなりそうです。
いかがでしたでしょうか?
館内にオムツ替え台や授乳室があるのはもちろん、導線もバリアフリーやユニバーサルへの配慮が行きとどいています。1階と2階それぞれにベビーカー置き場があり、借りることもできますので、乳幼児連れでも大変利用しやすいです。
すぐ目の前は海!お隣の豊洲公園には遊具もいっぱい!館内でゆったり過ごした後で外遊びするのもいいですね。
エネルギーや社会問題について楽しみながら学べる「がすてなーに ガスの科学館」。
親子でぜひ訪れていただきたい施設です。
取材・文/ 桐谷きこり
名称 | がすてなーに ガスの科学館 |
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WEB | https://www.gas-kagakukan.com/ |
営業時間 | 10:30~17:00(入館は16:30まで) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、施設点検日 |
住所 | 東京都江東区豊洲6-1-1 地図を見る |
アクセス | 【電車】 東京メトロ有楽町線「豊洲」駅7番出口より徒歩6分 ゆりかもめ「豊洲」駅北口より徒歩6分、「新豊洲」駅1A出口より徒歩7分 【バス】 都営バス「豊洲駅前」停留所より徒歩6分 【車】 首都高速晴海線「豊洲出入口」より約5分 首都高速都心環状線「銀座出入口」より約20分 |
料金・参加費 | 無料 |
お問合せ | 電話: 03-3534-1111 |
駐車場情報・駐車料金 | 専用駐車場(約40台)あり。開館時間のみ無料で駐車可 |