2020年3月、よみうりランド遊園地に隣接してオープンした「HANA・BIYORI(はなびより)」は、四季を通じてさまざまな花に親しめるフラワーパークです。
花と緑に彩られた園内は、子どもといっしょのお散歩にも最適!1,500㎡もの広さの温室は、居心地の良いカフェスペースや、アクアリウムもある癒やしの空間。日本最大級、300鉢以上のフラワーシャンデリアや、花とデジタルを融合したアートショーも圧巻です!
愛らしいコツメカワウソの親子にも会える「HANA・BIYORI」をご紹介します。
目次
最寄り駅は、京王線「京王よみうりランド」駅、または小田急線「読売ランド前」駅。新宿駅から最寄り駅までの所要時間は、京王線では最短で20分、小田急線では30分ほどです。
「京王よみうりランド」駅前からは、15分に1本程度の間隔で、「HANA・BIYORI」行きの無料シャトルバスが出ています。
駅から徒歩で10分ほどの距離ですが、丘の上のパークまでは急な坂道です。小さな子どもを連れて訪れる場合は、バスがおすすめ。入園口前に到着したら、帰りのシャトルバスの時間もチェックしておくと便利です。
入園にあたって、事前予約の必要はありません。入園口でチケットを購入して園内へ!
園内には、豊かな自然や文化財が残されています。「HANA・BIYORI」がオープンする以前は「聖地公園」として親しまれていた場所とのこと。園内には小川が流れ、日本庭園やガーデン沿いの小路を散策しながら、四季折々の花に出会えます。
開園以前からある公園と文化財を残した「聖なる森」エリアには階段がありますが、その他のエリアには、なだらかな歩道やスロープなどがあり、ベビーカーでの移動も楽々♪
「聖なる森」の入り口には、ベビーカー置き場があります。子どもといっしょにゆっくり階段を上っていくのも楽しそうですね!
筆者が訪れた2月には、「梅まつり」が開催中でした。縁台や和傘も設置されており、和の雰囲気を堪能しながら休憩できます。
春は桜やツツジ、夏はアジサイや苔、秋は紅葉や曼珠沙華、冬はクリスマスローズなど、訪れる季節によって、園内を彩る植物も移り変わります。
季節や天候問わず楽しめる温室「HANA・BIYORI館」。
天井から吊るされた300鉢以上のフラワーシャンデリアや、壁面の花壇は、ため息ものの美しさ!
館内では苔テラリウムなどのワークショップを体験できるほか、広びろしたカフェスペースもあります。
「HANA・BIYORI」の人気者、コツメカワウソもいました!2021年11月には、3頭の赤ちゃんも誕生!2022年2月より、時間限定で公開されています。
運が良ければ、屋外ステージで遊ぶコツメカワウソに出会えることも♪
屋外ステージにいる時間は、季節やコツメカワウソのコンディションによって変動するとのこと。
じゃれあったり、飼育員の持つ麻袋を噛んで甘えたり。愛嬌いっぱいのコツメカワウソたちを、より間近に見ることができます!
カフェスペースの手前にある、アクアリウムにも注目です!
長さ8メートルの海水水槽内を泳いでいるのは、沖縄の海から来た約50種類、1,200匹もの魚たち。水草の揺らめく3メートルの水槽には、淡水に生息する魚やエビの姿が。
色鮮やかな魚たちの種類や生態が気になったら、館内で配布されているパンフレット「HANA・BIYORIのさかなたち」をチェックしてみてください。パンフレットにQRコードの乗っている魚は、専用サイトから購入することもできます。
樹齢推定400年超の大樹「パラボラッチョ」をバックに上映されている、デジタルアートショーも必見です!
アートショーが始まると、さっきまで光の差しこんでいた温室が、花と映像が一体になった空間に変身!プロジェクションマッピングによる映像と音声に圧倒されるアートショー、ぜひ観てみてください。
上映回数や時間は季節により変動しますので、お出かけ前に公式WEBサイトで確認してみてくださいね。
園内西側の「聖なる森」エリアは、日本庭園の中に、京都御所から移築されたと言われる聖門(ひじりもん)など貴重な文化財が集まっているパワースポット。
聖門をくぐって石段を登っていくと、鎌倉時代後期に造られた妙見菩薩像が安置されている「妙見堂」、お釈迦様のお骨と髪の毛の安置された「釈迦如来殿(パゴダ)」があります。
「京王よみうりランド駅」と「よみうりランド遊園地」の間を行き来するゴンドラを眺めるのも楽しい「聖なる森」。紅葉や曼珠沙華に彩られる秋にも訪れてみたいですね。
歩き疲れたら、「HANA・BIYORI館」のカフェスペースへ。
花と緑に包まれガラス張りの天井から光が差しこむ室内で、寛ぎながら休憩や食事のできるスペースです。
併設のスターバックスで購入した飲み物やサンドイッチなどの飲食ができるほか、離乳食やお弁当などの持ち込みもOKとのこと!
カフェスペースのすぐそばには、授乳室やオムツ替え用のベッドを備えたベビールームがあります。レンジやミルク用のお湯も利用できてとても便利です。
大型水槽を泳ぐ魚を間近に見られる席もありました。
小さな子どもも楽しく食事ができそう!
お天気のいい日にはテラス席もおすすめ。季節の花の咲きほこるガーデンを眺めながらひと休みするのも、気持ち良さそうです♪
園内各所には、フォトスポットも設けられています。スポットごとに、テーマやカラーもいろいろ。親子で記念撮影してみてはいかがでしょうか?
屋外には、ユニークなフォトスポットも!
ドーム型の花壇の後ろに立てば、花に彩られたドレスを着ているような写真が撮れます。
ドームの裏側に回ると踏み台が。小さな子どもも背伸びせずに写真が撮れる配慮が嬉しいですね。
「HANA・BIYORI館」には、ショップ「おみやげびより」も。コツメカワウソのぬいぐるみやハンカチ、フラワーシャンデリアをモチーフにしたお菓子など、品揃えも充実。来園の記念に、ここでしか手に入らないお土産物はいかがでしょうか?
小高い丘の上にある「HANA・BIYORI」。東端の「空見の丘」の見晴台からは、晴れた日には都心のビルや東京タワー、スカイツリーまで望むことができます。
隣接する「よみうりランド」とは、園内南側の連絡口からの行き来も可!「HANA・BIYORI」と「よみうりランド」で、一日たっぷり遊ぶのも楽しそうですね。
花や動物を愛でながら、季節を感じられるHANA・BIYORI。
子どもといっしょのお出かけにおすすめのスポットです!
取材・文/ 桐谷きこり
名称 | HANA・BIYORI |
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WEB | https://www.yomiuriland.com/hanabiyori/ |
営業時間 | 時期により異なります。公式WEBサイトの営業カレンダーをご確認ください。 |
定休日 | 時期により異なります。公式WEBサイトの営業カレンダーをご確認ください。 |
住所 | 東京都稲城市矢野口4015-1 地図を見る |
アクセス | 京王線「京王よみうりランド」駅より徒歩約10分。※無料シャトルバスあり。 小田急線「読売ランド前」駅より小田急バス約10分。小田急バス [読01]「よみうりランド」バス停より徒歩約8分。 |
料金・参加費 | (通常価格): 大人(中学生以上) 1,200円 小人(3歳~小学生) 600円 シニア(65歳以上) 1,000円 ナイト入園料(ナイター営業日の16時~): 大人(中学生以上) 900円 小人(3歳~小学生) 500円 シニア(65歳以上) 900円 ※未就学児(2歳以下)は無料。 ※よみランCLUB会員は、公式オンライン限定価格でチケット購入可。(2022年5月8日までのキャンペーン価格) ※「HANA・BIYORI」と「よみうりランド遊園地」の連絡口経由で両方に入園する場合は、入園料の割引あり。 年間パスポート(オンライン販売のみ): 大人(中学生以上) 4,800円 小人(3歳~小学生) 2,400円 |
お問合せ | 電話: 044-966-8717 |
駐車場情報・駐車料金 | 専用駐車場あり。HANA・BIYORI利用者は2時間無料。以降30分300円。当日最大1,500円 |