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おでかけ

利根川の源流の町でラフティング体験 群馬県みなかみ町

2022.05.18

国内有数の「川遊び名所」として人気を集める群馬県みなかみ町で、子どもと一緒にラフティングに挑戦しました。みなかみ町は、日本最大の流域面積を持つ利根川の上流エリアに位置し「関東地方3大川下りスポット」の一つに数えられています。
今回は、私がラフティングを体験した時の感想などを交えながら、魅力や楽しさについて紹介していきます。ラフティングのツアーを提供している会社は、みなかみ町に多数あります。ラフティングで体験できる内容は、会社や川のコンディション、季節によって異なりますが、ぜひ今回の記事を皆さんがラフティングする際の1つの参考としてご覧になってください。

自然豊かな利根川

そもそもラフティングとは?

ゴム製のボート(ラフト)に乗り、時々パドルでこぎながら川下りを楽しむウォータースポーツです。ボートは6人乗りや8人乗りが主流。「2名以上で参加OK」という会社も多く、催行人数は各社で異なります。
ボートには、リバーガイドが同乗。最初にパドルの漕ぎ方やボート内での動き方などをガイドの方がレクチャーしてくれるので、初めての方も安心です。ガイドは、資格を保持していたりトーレーニングを積んだりした方なので、頼りがいがあります。私は、初めてのラフティング参加で不安もある中、困った時にガイドの方が適宜手助けしてくれたので、とても心強かったのをよく覚えています。我が家の子どもは当時まだ泳げなかったことで自信がなく、最初は恐がる場面もありましたが、終わってみたら
「すごく面白かった。またラフティングやりたい」
と喜んでいました。子どもが「ラフティングは楽しい!」という思い出を作れたのも、ガイドの方が支えてくれたおかげだと思います。

春は中学生以上、夏と秋は小学生から参加可能

自然豊かなみなかみ町でラフティングができるのは、春から秋にかけて。春は、雪解け水が川へ注いで増水し激流となるため、中学生以上向けのツアーが実施されています。春は「天然ジェットコースター」と呼ばれるほど流れの勢いがよく、エキサイティングなのが魅力です。
川の流れが穏やかになる夏以降は、小学生から参加可能に。夏と秋は水量が落ち着いていて、途中でボートから降り水遊びも楽しみつつ、冒険を進めていくように川下りを満喫できます。

ラフティングはチームワークが大切

私たちがラフティングに参加したのは夏。春よりは流れが緩やかとは言え、初心者の私や我が子にとっては適度なスリルを味わえました。ボートの上では、同乗者と息を合わせてバランスを取ったりパドルでこいだりします。ガイドの方から
「前漕ぎ」
「後ろ漕ぎ」
「しゃがんで」
「左(右)に寄って」
「ジャンプ」
などの声が掛かり、全員が指示の通りに動くことで、ボートがスムーズに流れていきます。進むのに苦労しそうな難関地点も見事に突破できたら、同乗者全員がパドルの先端を上にして重ね合わせ「イエーイ!」と声を掛け合うのが、とても盛り上がりました。みんなで達成感を分かち合うことで、ラフティングの楽しさがさらに引き立ち、次はどんな難しいコースが待ち受けているのかというワクワク感も高まります。

高い岩から川へジャンプする、なかなかできない体験も

ずっとボートに乗っているだけでなく、流れが緩やかな場所で泳いだり、ボートを使ったスライダーを楽しんだりできるツアーもあります。私たちが参加したツアーでは、途中2ヶ所で、高い岩の上から川へのジャンプにチャレンジできました。「心配な方は無理に飛び込まなくてもOK」とのことでしたが、私も子どもも戸惑いながら、思い切って挑戦。暑い夏に冷たい水の中へダイナミックにダイブし、気分爽快でした。個人で川遊びに行っても、高い所から安全に飛び込める場所を知ることはなかなかできないと思うので、とても貴重な体験ですね。

会社ごとにさまざまなプランを用意

ラフティングは「半日コース」「1日コース」「ランチ付き」「バーベキュー付き」など、会社ごとにさまざまなプランが用意されています。ラフティングの最中は自分では撮影できませんが、ガイドやカメラマンが撮影した写真をプレゼントしてくれる会社もあり、心遣いがうれしいですね。またみなかみ町は、温泉も有名。ラフティングと温泉施設・宿泊施設がセットになったプランを設けている会社もあるので、ぜひチェックしてください。
みなかみ町では、ラフティング以外にもさまざまなウォータースポーツやアウトドアが盛んです。ラフティングとキャニオニングやキャンプがセットになったお得なプランを用意している会社もあり、1日でさまざまなアクティビティを体験することも可能です!1艘のボートをファミリーで貸し切りにできるプランを設けている会社もあるので、他グループと相乗りせず家族だけで気兼ねなく楽しみたい方は、ぜひ探してみてください。

用意する物や服装は?

私たちが参加したツアーでは、水着など濡れても良い服の上にウエットスーツやライフジャケットを着用し、ヘルメットをかぶりました。

一般的に、ツアー会社でレンタルできるもの

■ウエットスーツ
■ライフジャケット
■ヘルメット
■ボート(ラフト)
■パドル
☆上記はツアー会社でレンタルできるか、ツアー料金の中にレンタル料も含まれているかは、会社によっても異なりますので、事前にご確認を。ウエットスーツも、長袖だったりノースリーブだったりと、会社によりさまざまです。どんなタイプのウエットスーツなのか心配な方は、ツアーを予約する際に聞いておきましょう。

自分で用意するもの

■水着や濡れてもOKな服(洋服の場合は、ナイロンやポリエステルなど、速乾性に優れ吸水性が少ない素材がおすすめです)。
■濡れても大丈夫な靴
■濡れたものを入れるビニール袋
■タオル
■帰る時の服
■水泳用ゴーグル(コンタクトレンズの紛失が心配な場合)
■メガネバンド(メガネを着けている方)

☆私たちが着用したウエットスーツはノースリーブでした。私も我が子もウエットスーツの下に長そでのラッシュガードを着ていたので、肌が露出せずにすみ、日焼けや小石などから肌を守れて良かったと思います。靴は、水の中でも動きやすいようウォーターシューズを履きました。サンダルの場合は、水の中でも脱げないように、踵を固定できるものだと安心ですね。

みなかみ町にはラフティングのツアー会社が集積

ラフティングのツアーを提供する会社は、みなかみ町に多数あります。

ツアー内容やコース、参加条件などは会社により異なりますので、下記の『基本情報』内にある『お問い合わせ』欄に記載されたサイトを参考にしながら、ご自分に合ったツアーを見つけてみてください!

取材・文/小川郁恵Tamura 写真提供:フォレスト&ウォーター

基本情報

名称ラフティング(群馬県みなかみ町)
アクセス☆みなかみ町のラフティングスポットへの主なアクセス方法
【電車・新幹線/水上駅まで】
■各線「上野駅」から新幹線を利用し上越線「水上駅」まで約2時間12分
■「東京駅」から上越新幹線「上毛高原駅」まで約1時間16分 ⇒ 関越交通バスで「上毛高原駅」バス停から「水上駅」バス停まで約23分

【車/水上I.Cまで】
■「練馬I.C.」から「水上I.C.」まで関越自動車道で約1時間40分

【送迎】
「水上駅」「上毛高原駅」や最寄りの宿泊施設から送迎をしているツアー会社もありますので、事前にご確認ください。
お問合せ

水上ラフティング組合
サイトの「加盟会社」から、ラフティングのツアーを実施している会社を探すことができます。

みなかみ町観光協会
「みなかみ町観光協会」の公式サイトでも、ラフティングのツアーを提供している会社が紹介されています。

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