山梨県北杜市、JR清里駅からほど近くにある「清泉寮（せいせんりょう）」をご存知ですか？おいしいソフトクリームが有名で、ジャージー牛のいる牧場やミュージアム、遊具のある広場も！今回は清泉寮の見どころを紹介します♪

「清泉寮」ってどんなところ？

清泉寮は「清里開拓の父」と呼ばれているアメリカ人、ポール・ラッシュ博士によって1938年に建てられた宿泊施設です。村のようにたくさんの施設が点在しており、レストランやギフトショップ、教会や牧場があり、自然が思う存分味わえます。

清泉寮といえば「ソフトクリーム」を思い浮かべる人も多いかと思います。私も20年以上この清泉寮ソフトクリーム目当てに通っていて、日本で一番おいしいソフトクリームだと思っています♪

 まずは「清泉寮ジャージーハット」へ！

ソフトクリームが待ちきれない！

清泉寮ソフトクリームは「清泉寮ジャージーハット」で購入することができます。ここでは自家製酵母のパンを毎日店内で焼いている「清泉寮パン工房」があり、水を使わず有機ジャージー牛乳だけでこねた人気のミルクパンは早くに売り切れることもあるので到着したら先に買うのがおすすめです。

ミルクパンを使ったハンバーガーも絶品！

併設の「ジャージーハット・ミルクバー」では軽食を楽しむことができます。特におすすめなのがハンバーガーです。人気No.1の「オリジナルハンバーガー」はパン工房のミルクパンを使用し清泉寮牧場産のビーフパテと清里ベーコンをサンドしたもの。とても食べ応えがありジューシーで、ジャージー牛乳のカフェラテなどと一緒に八ヶ岳連峰をのぞむテラス席でいただけるのは最高に贅沢な時間。

大展望テラス

また、ここには「足湯」がありました。絶景をみながら足元が暖まる、幸せな時間を過ごせますよ。

 牧場ならではのイベントも！

清泉寮ジャージーハット前の牧草地では「ジャージーハット前広場」があり、ハイシーズンの週末や祝日、連休にはジャージー牛の子牛の放牧も見ることができます。とにかく見渡す限り、草原と青い空、富士山や南アルプス、八ヶ岳などの山々のパノラマが広がり、心が洗われました。※天候や牛の体調等により中止の場合あり

ジョンディアトラクターで優雅にドライブ

清泉寮ファームショップ前では、ジョンディアトラクターの荷台に乗って牧草地を一周するヘイライドが運行しています。連休や夏休みシーズンのお天気の良い日に、牧草を積んだトレーラーに乗り広々とした牧草地をドライブできます。※天候やトラクターのメンテナンス状況等により中止の場合あり

「雪バナナ」冬も行ってみたい！

冬期は清泉寮ジャージーハット前で、「冬のヘイライド」を週末に運行しています。「八ヶ岳ブルー」と呼ばれる、吸い込まれるような青空と冠雪した360℃の山々のパノラマは息を呑む絶景です。雪がたっぷりと積もった日には、スノーモービルで引っ張るバナナボートにまたがって雪の上を走るアトラクション「雪バナナ」がおすすめ。雪の積もった真っ白な清泉寮の牧草地を一周します。年に数日しか運行できないため、SNSで発信する最新情報をチェックしてみてください。

遊具もスケールが大きい！

子連れにおススメなのが、同じく清泉寮ファームショップの子ども広場です。大きなツリーハウス型のアスレチックタイプ遊具のほか、5つの遊具が設置されており、自由に楽しむことができます。思いっきり体を動かすことができますよ！また周辺の森の中にはツリーハウスや手作りのブランコがあり、高原ならではの体験が満喫できます。

ミュージアムも立ち寄ってみて！

清泉寮には「ポール・ラッシュ記念館」や「清泉寮やまねミュージアム」、「山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター」といった、自然や文化が学べる展示や情報を得られる場所がたくさんあります。

とてもかわいらしい「ヤマネ」（イメージ）

清里の森に棲む野生動物ヤマネは国の天然記念物でもあります。清泉寮やまねミュージアムは、ヤマネの生態が学べる日本で唯一の博物館です。生きたヤマネは博物館にはいませんが、清泉寮ギフトショップでもヤマネのぬいぐるみが売られていて、我が家にもお迎えしました♪

ポール・ラッシュ記念館の「応接間」

今回我が家が立ち寄った「ポール・ラッシュ記念館」は、日本アメリカンフットボールの殿堂でもあり、ポール・ラッシュが住んでいた昔の洋館を見学することができます。

ここには「ヘイライド」で運行する、米国ジョンディア社製の「ジョンディアトラクター」が展示されています。清里開拓当時にアメリカの篤志家から寄付を受けた大変貴重な一台ですが、実際に乗って記念撮影することもできます。※感染状況により乗車不可の場合あり

「吐竜の滝」への自然歩道も

吐竜の滝まで散歩できる

清里にある「吐竜の滝」はその美しさで有名ですが、清泉寮から自然歩道で行くのがおすすめです。GWなどの連休中は、ネイチャーガイドが清泉寮の宿泊者向けイベントで案内してくれます。

我が家は何度も清泉寮に足を運んでいるのですがまだ宿泊したことはなく、クラシカルなホテルに憧れ、いつかしてみたいなと思っています。新館、本館、コテージと多彩な客室タイプから目的に応じて選ぶことができ、なかでも暖炉のついた新館洋室やプライベートな別荘気分を味わえるコテージは特に人気だそうです。

敷地内には貴重な植物や野生動物が生息していて、夜は森の静けさに耳を傾け、朝は爽やかな空気を胸いっぱい吸い込む、そんなお散歩も楽しそう。「清泉寮自然学校」という宿泊施設では、家族単位で宿泊しながら参加できる週末キャンプが多く開催されており、レンジャーと呼ばれるプロの自然ガイドが自然の魅力を楽しく学べるプログラムを提供してくれます。標高1,400mの開放的で非日常の大自然の中で、家族の絆を深める良い機会になりそうですね。

ガイドウォークに参加すれば発見がたくさん！

宿泊者に限らず、立ち寄りだけでも参加できるプログラムがあり自然体験ができます。通えば通うほど清泉寮の魅力を満喫でき、まだまだたくさん魅力をお伝えできるな、と今回改めて思いました。

ヤマネやジャージー牛に会いに「清泉寮」へ！

いかがでしたか？清泉寮は歴史ある施設で、ソフトクリーム以外にもたくさんのおすすめがあります。八ヶ岳連峰をみながら草原で寝転び、ジャージー牛を間近で見ることもできます。夏休み、清里に遊びに行くファミリーも多いかと思いますので、ぜひ清泉寮に遊びに行ってみてください！そしてソフトクリームも食べてください♪きっとリピーターになるはず！

（取材・文／アネモネ）