川崎市の「浮島処理センター」内にある、「かわさきエコ暮らし未来館」へ遊びに行きました。遊びながら環境やゴミの分別などを学べるとても素晴らしい環境学習施設だったので、紹介します♪
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最近はSDGsを特集したテレビ番組も多く、幼稚園や保育園、小学校でもそれぞれで取り組みがあるのではないでしょうか。我が家の6歳の子どももプラスチックゴミやリサイクルなどに興味があり、親も一緒に学びたいと思い見つけたのが「かわさきエコ暮らし未来館」です。
「うちの子はまだ小さいから」と思うココフル読者もいらっしゃるかも知れませんが、小さな子から参加できる楽しいイベントや、遊びながら学べる工夫が盛りだくさんでした。そして特にゴミの分別などの知識は小さい時からのほうが入りやすいのかなと感じました。
かわさきエコ暮らし未来館は多摩川をはさんで羽田空港が見える、川崎市の浮島町にあります。東京湾に面した見晴らしのいい場所です。
JR川崎駅からバスが一番便利ですが、木更津駅からアクアライン経由でもバスでアクセスできるそうです。駐車場はありますが、環境を考えて公共の交通機関で行くことをおすすめします。
周囲にはお店はないので、忘れ物があれば駅付近で調達必須です。館内には給水スポットがありマイボトルに水を補給できますが、売店はないのでご注意を。入館無料の施設なので気軽に遊びに行けますね。
館内はほどよい広さで、受付のある1階には「ガイダンスゾーン」と「学習工房」「休憩スペース」があります。床に航空写真があったのですが、我が家の場所も確認出来、盛り上がりました。
2階がメインの見学施設となっており、「地球温暖化チャレンジゾーン」「再生可能エネルギーゾーン」「資源循環チャレンジゾーン」があります。30分くらいが目安の滞在時間ですが、我が家は楽しくて1時間くらいいました。
それから「ミニ環境教室」と「メガソーラーガイドツアー」に参加するのもおすすめです。
かわさきエコ暮らし未来館では、「環境教室」というペットボトルなど身近な資源物を使った工作教室を開催しています。過去の作品を見ていても、これが廃材でできるの?というクオリティ。
例えば12月はミニ工作教室としてペットボトルのキャップや紙パックを使用した「ツリー」や空き箱と毛糸を使用した「ポンポンサンタ」という置物が作れるそうです。こちらは毎月変わるので、季節感のある楽しい工作ができますよ。
現在は毎週土曜日に開催しており、参加費無料、予約も不要です。1グループずつでの参加になるので、遊びに行った日に受付でお尋ねください。
夏休みには3日間の環境教室『ecoフェス』が開催されたそうで、子どもが楽しめる取り組みも多くみられました。
遊びながら環境について学べる展示室。特に子どもにおすすめなのが「地球温暖化チャレンジゾーン」の『めざせ!エコ暮らし』です。エコチェックカードで家の中の省エネポイントをチェックして、最後に見落としがないか集計できるという、なんともハイテクノロジーな体感ができます。
それから、「再生可能エネルギーゾーン」の『水素でかわる!川崎のまち』です。水素に関するクイズに答えると自分アバターを『水素シティ』に投影できるのです。これは子ども達がすっかりハマって楽しんでいました。実は少し前に川崎市内で水素バスを発見し気になっていたのですが、川崎は水素に注目し活用していることがわかりました。
他にも「資源循環チャレンジゾーン」ではリサイクル・リユース、食品ロスなど身近な資源について知ることができて、大人も勉強になりました。
今回見どころは多々あったのですが、一番印象的だったのが「メガソーラー見学ガイドツアー」に参加したことです。
約1時間の屋内・屋外のツアーとなり、もしかしたら小さな子は難しいかもしれませんが、移動も多いので飽きることなく参加できるかもしれません。
ここでは敷地内にある別の建物の「資源化処理施設」を見学させてもらえました。屋上の「展望スペース」で浮島にある「メガソーラー」を見渡し、最後にメガソーラーのすぐそばまで行って見学ができます。
ツアーは土日祝と限られておりますが(メガソーラー構内は日曜祝日のみ)、当日先着20名まで参加できるそうです。太陽光発電の仕組みも学べて、子どもでもわかるように説明してくださったおすすめのツアーです。貴重な体験をぜひしてみてください。
いかがでしたか?少し小難しいように感じるかもしれませんが、普段の生活でいかに地球に優しく生きるかを学べる親としてもとても良い機会になりました。
各自治体でゴミの出し方やリサイクルの仕方が異なると思いますが、今回は川崎市の取り組みを知ることができ、その違いも興味深かったです。
ガイドツアー内で、混在しているゴミを手で分ける作業をしていることを知り、子どもながらにも思うところがあったようです。家に帰ってからごみの捨て方を再確認していたのも印象的でした。
小学生の自由研究にも役立ちそうな知識がいっぱいでした。羽田空港も近いので飛行機も間近で見られたり、海も見られるので、ぜひ1度遊びに行ってみてください!
(取材・文/アネモネ)
名称 | かわさきエコ暮らし未来館 |
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WEB | https://eco-miraikan.jp/ |
住所 | 神奈川県川崎市川崎区浮島町509番-1 浮島処理センター内 地図を見る |
アクセス | JR川崎駅 16番のりば「臨港バス川03系統浮島バスターミナル行き」終点「浮島バスターミナル」下車(乗車時間は約40分) 木更津駅 「川崎木更津線(アクアライン経由)」に乗り、「浮島バスターミナル」下車 (乗車時間は約35分) 「浮島バスターミナル」から徒歩約10分 首都高速湾岸線「川崎浮島」出口から約800m |
料金・参加費 | 無料 |
お問合せ | 電話:044-223-8869 |
関連情報 | ■開館時間 9:00~16:30まで (入館は16:00まで)
資源化処理施設、メガソーラー展望スペース及び構内の定時ガイドツアー
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駐車場情報・駐車料金 | あり。 http://eco-miraikan.jp/access.html *環境のため、公共の交通機関をおすすめします。 |