皆さま「プレーパーク」をご存知でしょうか？
「プレーパーク」とは普通の公園の様にブランコやシーソーが並んでいるのではなく、子どもの「やりたい！」という好奇心を尊重し、自分の責任で自由に遊ぶことができる遊び場のことを言います。
一見無秩序の様に感じますが、子どもたちは想像力を工夫し遊びを作り出すことが出来るのです。
今回は、東京スカイツリー近くの押上公園内にあるプレーパーク「わんぱく天国」をご紹介します。

「わんぱく天国」のアクセス

「わんぱく天国」は東京都墨田区にあります。京成線・都営浅草線・東武線・東京メトロ半蔵門線の押上駅B3出口から歩いて5分ほどで着きます。
東京スカイツリーからも歩いて15分ほどの距離です。
駐輪場はありますが、駐車場はありません。

入り口左手側に駐輪場があります

こちらの入口を入るとすぐに名簿が置いてあるので、名前を記入し入場します。未就学児は保護者の同伴が必須です。
入場料や使用料はかかりません。開園中ならば無料で何時間でも楽しめます。

身体を思いっきり動かせる「わんぱく広場」

「わんぱく天国」内は主に2つのゾーンに分かれています。
まずは運動がメインとなる「わんぱく広場」をご紹介します。
入り口を入るとまず私たちを出迎えてくれるのが「わんぱく天国」のシンボル的存在であるアスレチック遊具です。

木製の大きなアスレチック！

登ったりぶら下がったりなど子ども達が全身で触れるからこそ、鉄製遊具とは違い木のぬくもりを感じながら遊ぶ事ができます。
まずは階段を登ってみると…その先には吊り橋やネットロープの橋が待ち構えています！

揺れやすいのでスリル感も味わえる吊り橋

高さもなかなかあるので小さな子どもは保護者の方がサポートしながら一緒に登りましょう。上からの景色はとても開放的なのでデッキからはスカイツリーを一望できますよ♪
その他にもロープにぶら下がり横移動したり、垂直なネットクライミングなど運動神経が刺激される仕掛けが盛り沢山です。
そして園内中央には小高い山があり、中を通り抜け出来るトンネルもあります。

秘密基地のような雰囲気に好奇心がくすぐられる！

丘の横にはターザンロープがありました。

滑車付きのロープにしがみつき、自重を利用して傾斜を滑り降りる

筋肉やバランス感覚が養われるのはもちろんのこと、滑り降りる爽快感がくせになる人気の遊具です。
更には車の乗り物や三輪車、竹馬、ボール、バスケットゴールなども用意されており多種多様な遊びが楽しめます。

おままごとができる空間もある

工作ができる「わんぱく砦」

もう1つのゾーンは木工体験や手作りゲームが楽しめる「わんぱく砦」です。
屋内の木工室があり、用意されている工具や材料を使用し自由に工作ができます。
まるで学校の図工室が移動してきたかの様なお部屋です！

のこぎりやカナヅチ、電動のこぎりまであり本格的な工作を体験できる

材料となる木材も無料で使えるだけで無く、布切れ、糸、リボンやどんぐりなど様々な装飾材料も自由に使っていいとの事です。
ボンドを使って貼り付けたり、木材にお絵かきしたりとまだ刃物を使えない小さな子どもも工作を楽しめました！

「わんぱく天国」にはプレーリーダーと呼ばれるスタッフの方が常駐しています。工具の使い方を教えてくれたり、年齢に見合った工作のアドバイスをしてくれたりと保護者としては安心して見守りつつ使用することができました。
持ち物や事前準備もなく工作体験が出来るというのは大変ありがたいですね！
更には昔ながらの手作りゲームが置かれており自由に遊べます。

ビー玉ゲーム（スマートボール）や輪投げがある

スマホやゲーム機など刺激的なゲームが主流となりつつあるなか、昔懐かしい温もりある手作りゲームは私たち保護者もほっこりできました。

小さな子どもが楽しめる「やすらぎ広場」

「わんぱく天国」の入口向かいにある「やすらぎ広場」には小さな子どもも楽しめる滑り台、砂場、ロッキング遊具があります。

わんぱく天国で遊ぶにはちょっと早い小さな子どもはこちらがおすすめ

「やすらぎ広場」は閉鎖される時間がないので早朝のお散歩時や、夕方遊び足りない時にも重宝しそうです。

「わんぱく天国」内で飲食可能

青空の下で思いっきり遊んだらお腹が空きますよね。「わんぱく天国」内には机と椅子があり飲食が可能です。

水分補給出来るか、子どもの「お腹空いた」にすぐ対応出来るかは重要ですよね！
授乳室やおむつ替えシートはありませんが「やすらぎ広場」にトイレ（男子トイレ、女子トイレ、多目的トイレ）はあります。

自宅では味わえない体験

ふと見上げるとスカイツリーが目に入る都会の真ん中にありながら、自然を感じ普段味わえない様な体験ができる「わんぱく天国」のご紹介でした。
スカイツリーでの観光とセットで遊びに行ってもいいですよね♪
皆さまも自由にのびのびと遊ぶ開放感を是非ご体験ください！（取材・文/北川まな）