「作品を作る事が目標ではなく、他人の評価を気にせず表現する事を大切にしている」
「自由な表現と主体性を大切にしたクリエイティブな遊びを日常に」
というコンセプトに惹かれて東京築地にある「crep」へ行ってきました！

「crep」ってどんな場所？

「crep」は絵具遊びや粘土、工作などアートな遊びが出来る所です。これらの遊びって家でやるにはなかなかハードルが高いですよね。
準備や片付け、汚れを気にしてしまい、思いっきり遊ぶのは躊躇しがち。「crep」ではそんな心配は一切せずに思うがまま表現することができます。
そして自由なアート遊びを通じて想像力や思考力を身に付ける事が出来る場となっています。

「crep」のアクセス

日比谷線築地駅1or2番出口（エレベーター有り）より徒歩3分。ビルの地下1階にあります。
専用の駐車場と駐輪場はありません。

地下への行き方は階段のみ

ベビーカーは階段横に置いておきます。既にベビーカーがいっぱいで置き場が無い場合や下に降ろしたい場合はインターホンでその旨伝えるとスタッフが手伝ってくれるそうです。

事前予約制

行く前に予約を行っていくことをオススメします。HPに「crep」の公式LINEアカウントが掲載されていますので友達登録をすると簡単に予約することができますよ！もしくは電話でも予約可能とのことです。

ルールを守ろう！

「crep」ではルールが設けられています。

こちらが「crep」で子どもの創造性を育むために大切にしているルールや育み方のヒントです。

ちなみに私は子どもの作品に対して「上手！」や「これは何を描いたの？」とよく声かけしていました。これらの言葉は大人の価値観を植え付けてしまう可能性があるんだそう。（「何を書いたの？」と聞くことで実際にあるものを書かないといけないと思ってしまうそうです。子どもの発想力や想像力を伸ばすためにも使わない方が良い言葉ですね。）

準備や持ち物は必要なし

「crep」で遊ぶにあたって用意していくものは特にありません。大人用エプロン、子ども用のスモッグ、タオル（一家族一枚）、貴重品などを入れるバッグを貸してくれます。

子ども用スモッグはサイズが90〜140センチまであり

入店後はまずこれらを借りて着替えを済ませます。スモッグとエプロンを着用しますが、念のため汚れても良い服装の方が思いっきり遊ぶことができます。そして施設内は親子共々裸足になる為タイツやストッキングは避けた方が無難です。
オムツ替えコーナーや授乳室も用意されていました。

準備が出来たら受付で事前説明を受けお会計を済ませます。（クレジットカードや電子マネー等キャッシュレス決済も使えました。）

3種類のアート遊び

施設内では大きく3つのコーナーに分かれています。

絵の具コーナー

絵の具パレットと筆を借りて画用紙に自由にお絵かきをします。

絵の具はおかわり自由、画用紙は何枚でももらえる

壁も床も既に絵の具で彩られており、アトリエで画伯になった気分でお絵かきできますよ♪
黄色・赤・青・白の4色の絵の具が貰えるのですが、混ぜ合わせることで新しい色がたくさん生まれるのも面白い！
更には手形を取ってみたり、足に絵具を付けてみたり。

絵を描くだけではなく絵具の感触も楽しめる

普段絵の具を素肌に触れることがないので興味深そうに遊んでいました。更には絵具が入ったスプレーを吹きかけたりと遊び方は無限大です。

子どもってこういう遊びが好きですよね！娘もどハマりしていました

最初は恐る恐る遊んでいた我が子も周りのお友達に刺激を受けてどんどん大胆になっていきました！

まさに全身を使って自由にのびのびと制作を楽しむことができる空間でした。作った作品はマイバッグやスケッチブックにして持ち帰ることができますよ♪

そしてルールの１つ、お片付けも大事な遊びです。
絵の具を流すと綺麗な模様が現れました！

何気なく洗ってしまうのではなく、お片付けの中にも発見がいっぱい！

洗い場は広々して使いやすかったです。踏み台があり小さな子もしっかり手が届きます。
温冷のシャワーも完備されているのでシンクに届かない足の汚れもしっかり落とせます。

粘土コーナー

粘土製造機！？なるものから土でできた粘土を受け取ります。

練りたての粘土って初めて見ました！しかもこの迫力の大きさ！

ちなみに信楽焼きに使われる良質な粘土だそうです。
受け取った大きな土粘土は伸ばしたりちぎったりして作品を作るだけでなく、踏んだり壁に貼り付けたりもできます。

家で行う粘土遊びとはスケールが違う

「木工」コーナー

木のブロックをつなぎ合わせてトントンしたり、釘打ちやのこぎりにも挑戦できるそうです。

奥には更に難易度が高い鉄のネジやベンチもありました。

娘にはまだ難しそうなのでやりませんでしたが、木工制作ができるのは貴重な場ですよね！

木工コーナーの横には絵本や図鑑が置いてあるコーナーがあります。
「絵本」コーナーで想像力や感性を刺激し、読んだ後にアートを楽しむとより自由な表現が爆発することでしょう。

親子で楽しむ五感を敏感にするアート遊び

「汚さないで！」「それはダメ」なんて言葉を発することなく子どもの主体性を重視して自由に遊べる「crep」
スタッフの皆さんもとても優しくて娘にたくさん声掛けをしてくれたり遊んでくれました。可能性が広がる声掛けはこちらも勉強になりますね。
そして私自身、久しぶりに絵の具や粘土で作品作りができ、とても楽しい時間を過ごせました。

ここでしか体験できない親子で楽しめるアート遊び。興味ある方は是非足を運んでみてください♪

（取材・文/北川まな）