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おでかけ

「恩賜上野動物園」何度行っても楽しめる!ジャイアントパンダだけじゃないその魅力とは

2024.02.07

「上野動物園」と言えば都内を代表するお出かけスポット!ジャイアントパンダがいることでも有名ですよね。子どもから大人まで楽しめるので国内外から連日沢山の人が訪れています。今回は子連れファミリー層が楽しむためのポイントも含めて、最新の「上野動物園」をご紹介します。

「上野動物園」について

正式名称は「恩賜上野動物園」。明治時代に開園した日本で最初の動物園です。上野という都心にありながら緑がとても豊か。自然に囲まれており史跡も数多く保管されています。

14ヘクタール(東京ドーム3つ分)の広い敷地に約300種・3000点の動物たちが自然の環境に近い状態で飼育されています。長い年月の中で様々な動物を飼育・展示してきた経験がある「上野動物園」は数多くの動物たちの繁殖に成功したり、希少動物の種を守るための活動も行っているそうです。動物に出会えるだけでなく野生動物を守ることの大切さを学ぶことができます。

料金は驚きの安さです。

小学生までは無料です。更には都内在住在学中の中学生も無料。大人でも600円とは嬉しいですね。年間パスポートもリーズナブルで休日に家族で訪れるのにピッタリのスポットです!ちなみに休みの日の開園時間前後はチケット購入に行列ができるため、事前にオンラインチケットを購入しておくとスムーズに入れます。

「上野動物園」へのアクセス

広大な園内は東園と西園の2つのエリアに分かれており、出入り口は東園の「正門」、西園の「弁天門」「池之端門」の3箇所あります。

「正門」へはJR上野駅公園口から徒歩5分、「弁天門」へはJR上野駅不忍口から徒歩5分、京成電鉄上野駅から徒歩4分、東京メトロ銀座線・日比谷線から徒歩8分、都営地下鉄大江戸線上野御徒町駅から徒歩10分、「池之端門」は東京メトロ千代田線根津駅から徒歩5分となっています。

 

JR上野駅公園口を出て上野公園内を直進すると現れる「正門」

混雑状況や開門時間、それぞれの門から近くにいる動物がそれぞれ異なるためホームページにて事前に確認して計画を立てると効率よく回ることができるでしょう。「正門」と「弁天門」には入ってすぐに有料のコインロッカーがあり、ベビーカーの貸し出しも行っています(ベビーカーの返却はどの出入口でも可能)。

ベビーカーは1日500円でレンタルできる(リクライニング機能付きのB型)

東園の見どころ

広い園内は東園と西園の2つのエリアに分かれており、いそっぷ橋を通って両エリアを行き来できます。まずは「上野の山」と呼ばれる地域に位置する東園の見どころをご紹介します。

東園にはゴリラ・トラの住む森、ゾウの住む森、クマたちの丘、サル山、ホッキョクグマとアザラシの海などがあります。

ニシゴリラは現在7頭。(公財)東京動物園協会

国内外の動物園と協力し合って群れ飼育を行い繁殖に取り組んでいるそう。2022年にはスモモが誕生。リーダーのハオコを中心に群れとなってみんなで子を見守る姿を見ることができます♪

アジアゾウは3頭 (公財)東京動物園協会

2020年には初めての赤ちゃんアルンが誕生。お母さんゾウのウタイとの仲睦まじい姿はとっても可愛いです!

「ホッキョクグマとアザラシの海」(公財)東京動物園協会

「ホッキョクグマとアザラシの海」では、陸と水中で暮らすホッキョクグマの様子を地上と地下の両方から観察できます。

サル山にはニホンザルの群れが生息している

毛繕いしたり日向ぼっこしたり餌を食べていたりしている様子は何時間見てても飽きません。サル達の姿にほっこりします♪

西園の見どころ

不忍池の北側にある西園には、パンダの森、小獣館、両生爬虫類館、キリン•カバエリアなどがあります。

「上野動物園」のシンボル的存在のジャイアントパンダは現在4頭   (公財)東京動物園協会

姿形、仕草、全てが愛おしいジャイアントパンダ。中でも2021年に誕生した双子シャオシャオとレイレイは特に人気。観覧は平日でも待ち時間覚悟で。

 

アイアイやフォッサがいる「アイアイが住む森」 (公財)東京動物園協会

アイアイ〜♪の歌で子どもにも馴染み深いですよね!絶滅が危惧されるアイアイは、日本では上野動物園でしか出会えません。2023年5月にメスが1頭誕生し合計11頭います。

そして小獣館では50種類以上の小型の動物に出会えます。1階は小型の哺乳類、地下1階は暗く夜間が再現されており夜行性の哺乳類が展示されています。同じ様な環境で時間帯を分けて暮らしている動物界のしくみが分かる様になっています。

動物と身近に親しむことができる「子ども動物園すてっぷ」

西園の「弁天門」近くにある「こども動物園すてっぷ」は特に親子で楽しめるエリアです。

「小さな子どもが初めて動物に出会う場、そして動物や自然について学び始める最初の一歩になる場」にしたいという思いが込められ「すてっぷ」と名付けられた場所で、命の大切さや生き物の魅力を学ぶことができるのです。

2017年の7月にリニューアルオープンし、現在は身近で親しみやすい小動物や家畜の飼育展示や子どもの年齢に合わせた様々な展示が展開されています。

日本の在来家畜を展示している「ふたば牧場」

距離感が近く、動物を身近に感じられる展示方法になっています。

「すてっぷ館」の中には隣接する不忍池の生態に関する展示もある

不忍池は季節ごとに渡り鳥が訪れるので、様々な種類の鳥を観察できます。

「上野動物園」内の飲食店

広い園内を歩きながら見学しているとお腹が空いてきますよね!園内には4箇所の飲食店があります。

東園の「ホッキョクグマとアザラシの海」の前にファーストフード店「バードソング」、サル山の横に無料休憩所併設2階建の「さるやまキッチン」、西園の小獣館前にセルフサービス形式のフードショップ「西園休憩所」、不忍池ほとりにファーストフード店「カフェカメレオン」です。

「さるやまキッチン」の2階カウンター席はサル山が一望出来る特等席!

「上野動物園」でしか食べられないパンダモチーフの可愛らしいメニューも用意されているので、気になる方はチェックしてみてください♪

「上野動物園」は食べ物や飲み物の持ち込みが可能です。休みの日のご飯時は食事を購入するのにどこのお店も長蛇の列ができるので、お弁当などを持ち込んで食べるのも効率的な方法です。「さるやまキッチン」と「西園休憩所」は室内にも持ち込み可能ですし、園内には誰でも使えるベンチやテーブル席がたくさん設置されています。

「さるやまキッチン」前のテーブル席

冬の寒い時期はシートで覆われ防寒対策も行われていました。そしてパンダはじめ動物モチーフの可愛いグッズが沢山あるのでお土産や思い出の品探しに売店に立ち寄るのも楽しいです♪

小さな子ども向けのサービス

「上野動物園」では小さい子ども連れでも安心して楽しめるサービスが充実しています。

授乳室は園内に3箇所。東園さるやまキッチンベビールーム、西園弁天門ベビールーム、西園休憩所内ベビールームにあります。全てに授乳用チェア、ミルク用のお湯、ベビーベットが設置されています。一部の男性トイレを除く全てのトイレにオムツ替えシートが設置されています。子ども動物園すてっぷ内には子ども用トイレもあります。

是非参考にしてください。

何度行っても新鮮な気持ちで楽しめる!

歴史が長く多くの人からずっと愛されている「上野動物園」。ジャイアントパンダにばかり話題が行きがちですが、ジャイアントパンダ以外にも見どころはたくさんあります。行くたびに動物の様子も子どもの反応も違うので何度行っても楽しめますよ♪

是非遊びに行ってみてください!(取材・文/北川まな)

基本情報

名称恩賜上野動物園
WEBhttps://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
営業時間営業時間 9:30~17:00(入園および入園券・年間パスポートの販売は16:00まで)
※池之端門は10:00から開門・券売開始。
※動物によっては、16:30ごろから寝小屋に入り、見られなくなる場合あり
定休日月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)
年末年始(12月29日~翌年1月1日)
住所〒110-8711 台東区上野公園9-83 地図を見る
アクセス正門:JR「上野」駅「公園口」から徒歩約5分
弁天門:JR「上野」駅「不忍口」から徒歩約5分
池之端門:東京メトロ千代田線「根津」駅から徒歩約5分
料金・参加費一般600円、中学生200円、65歳以上300円
小学生以下・都内在住または在学の中学生無料
お問合せ

電話:03-3828-5171(代) 9:30~17:00(月曜休み)

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