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おでかけ

「チームラボボーダレス」“涼”を感じるアート空間に没入!予測不能な光の世界を探索 港区

2024.09.09

2023年6月末にオープンした東京都港区の複合施設・麻布台ヒルズ。そこの目玉ともいえる「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」に行ってきました。

それはまるで、境界のないアート群が生み出す“自然”や“涼”を身体いっぱいに浴びる体験!暑さで外遊びが制限される季節こそ、美しく変化し続けるチームラボの世界を自由に遊んでみませんか?

お台場から移転オープン。チームラボの新たな世界に没入!

「チームラボボーダレス」のある麻布台ヒルズ B1階は、東京メトロ日比谷線「神谷町駅」5番出口より直結しています。まっすぐ奥へと進むと、すぐに入り口が見えてきました。

「チームラボ」とは?

チームラボは2001年から活動を開始したアートコレクティブ。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成される国際的な学際的集団であり、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索した数多くの作品を発表してきました。

現在それらの作品は世界各地の美術館に収蔵されているほか、国内外の様々な場所で大規模な展示を展開中。

この「チームラボボーダレス」は2023年に閉館した「お台場パレットタウン」から移転し、2024年2月に麻布台ヒルズに新たにオープンした展示となります。

「チームラボボーダレス」の特徴は?

「チームラボボーダレス」の特徴は、作品と作品の間に境界がないこと。作品同士も鑑賞者も、絶えず行き来し融合し、無限に変化し続けます。

興味のおもむくままシームレスに行き来できる展示空間

またほとんどの作品は鑑賞者と触れ合えるように作られており、作品と自分自身、そのすべてが溶け合うボーダレスな時空間を体験できます。

座ったところで水が分かれ、まるで滝に打たれているかのよう

以前、豊洲にある「チームラボプラネッツ」へ訪れたことがあるのですが、その展示は順路に沿って水の中を歩いて進むというもので、子連れにとってはちょっぴりスリリングでした。

一方、今回訪れた「チームラボボーダレス」はかなり自由度が高い!好奇心のままどんどん歩き回ることができ、自分で何かを発見したい子どもにとってはまさに最高の遊び場になるはずです。

「チームラボボーダレス」子連れの注意点は?

とはいえ館内は暗く、光の刺激も多い環境。子連れで楽しむ際の注意点を抜粋してみました。

<料金>
・大人(18歳以上):3,800円〜
・中学生・高校生:2,800円
・4〜12歳:1,500円
・3歳以下:無料

<館内・展示について>
・子ども(小学生以下)の利用には18歳以上の保護者の同伴が必要(無料の子ども含め、子ども5名につき保護者1名が必要)
・館内は暗く、不安定な足場、天井が低い箇所あり
・作品の特性上、光の点滅/点灯、大きい音などの演出あり
・床面が鏡面の作品があり、スカートの際は注意(作品近くで腰布を借りられる)
・妊娠中の方は安全管理上、体験できない作品が一部あり

<持ち込み禁止品>
・食べ物(お弁当類、アメやガムもNG)
・全長50cm以上の荷物
・ベビーカー(荷物置場を利用)
・ペットボトル、水筒以外の蓋が無いドリンク類
・光る靴・光るブレスレット・サイリウムなど

3歳以下は無料ですが、ベビーカーの持ち込みは禁止となっています。まだ暗い中を自分で歩けないようであれば、抱っこ紐があると良さそうです。

また、自分で歩くお子さんの場合に注意すべきはやっぱり迷子。中は迷路のように入り組んでいるので、目を離さないようにしましょう。

鳥を追いかけ、魚を描いて泳がせ…展示内は遊びがいっぱい!

一歩足を踏み入れた瞬間から、息子はこちらをほぼ振り向かず夢中になって進んでいってしまいました。

壁面や足元の花を触れると揺れ動き花びらが散る

 

足元の水流の上を歩くと、そこが渦状に!

まるでせせらぎに飛び込んだり野山をかけまわるように、光が彩なす無限の連なりの中に身体ごと飛び込んでいく息子。

自分なりに変化の中に規則性を見出してゲームのように参加しては、相互に作用し合う遊びを発見していきます。

そんな様子をみて、「この場所でここまで遊べるのか!」と正直なところ驚きました。

時々どこからか飛来する白いカラスの群れ

 

運よくタッチできると大きな花に!

もしも大人だけで来ていたら、こんなにも“遊び”として展示を楽しめなかったかも…。

子どもの新鮮なリアクションや、のびのびとした好奇心・行動力を目の当たりにすることで、「チームラボボーダレス」のコンセプト『Wonder,Explore and Discover さまよい 探索し 発見する』をより深く実感できたように思いました。

「スケッチオーシャン」でオリジナルの魚作り!

「チームラボボーダレス」に来たらぜひ体験したかったのが「スケッチオーシャン」です。

ここは魚の輪郭だけ描かれた紙を選び、その中を自由にお絵かきできるコーナーで、できた作品をスキャナーで読み込むと目の前の海に放つことができます。

この日は平日の午後、5分程度並んだらすぐに順番がまわってきました。


魚の群れの中に、自作のサメくんを発見!

泳いでる魚の群れをタッチして散らしてみたり、エサ袋からエサをあげたりと、ここでも息子は動き回って遊びました。

面白かったのがマグロの群れ。なんと海外のチームラボの展示からはるばる(?)泳いできたマグロの群れと遭遇することができました。

まさに世界と世界をつなぐ広大なアートの海が、ここには広がっているのです。

「スケッチファクトリー」で描いた魚をグッズに


なお「チームラボボーダレス」体験後に同じ麻布台ヒルズB1階にある「スケッチファクトリー」に行くと、「スケッチオーシャン」で描いた魚を缶バッジ(2個セット600円)、ハンドタオル(1,500円)、Tシャツ(大人4,000円/子ども3,000円)、トートバッグ(3,000円)といったグッズにして持ち帰ることができます。

注文後はファクトリー内の壁にさっき描いた魚が現れ、プロダクトの制作が始まると、プリンターの中に消えていく仕掛けとなっています。ぜひチェックしてみてくださいね。

缶バッジをセレクト。背景色や配置を自分で決められる

都会の避暑地「チームラボボーダレス」で冒険と癒しのひと時を

缶バッジをセレクト。背景色や配置を自分で決められる

今回は子ども主導で自由に展示内を遊びまわりましたが、もし展示物ごとに深く知りたい時は、スマホ用の「チームラボガイドアプリ」を活用すると良さそうです。

また今回は立ち寄りませんでしたが、展示内にはお茶の中に季節の花がプロジェクションされる幻想的なカフェ「EN TEA HOUSE」も! メニューは緑茶、麦茶、焙じ茶をベースにしたオリジナリティあふれるアレンジティーとなり、ここは子どもたちがもう少し大きくなったらぜひ立ち寄りたいです。

幻想的な光の世界でしばしの涼に浸れる「チームラボボーダレス」。まさに都会の中の避暑地といえる空間で、この夏、子どもたちとこの場所だけの冒険を楽しんでみませんか?

(取材・文/古賀ゆに)

基本情報

名称「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」
WEBhttps://www.teamlab.art/jp/e/tokyo/
営業時間開館時間:9:00〜21:00
※2024/9/3(火)、10/1(火)は17時閉館(最終入館16時)
※最終入館は閉館の1時間前
※EN TEA HOUSEは開館の1時間後にオープン、ラストオーダーは閉館の30分前
定休日不定期
※直近では2024/9/17(火)、10/22(火)
住所〒106-0041 東京都港区麻布台1丁目2−4 ヒルズ ガーデンプラザ B B1 地図を見る
アクセス東京メトロ日比谷線「神谷町駅」5番出口より徒歩2分
※地上に上がらず、地下通路を進む
東京メトロ南北線『六本木一丁目駅』2番出口より徒歩9分
料金・参加費エントランスパス(入場日&時間指定チケット)
・大人(18歳以上):3800円〜
・中学生・高校生:2,800円
・4〜12歳:1,500円
・3歳以下:無料
・障がい者割引(手帳をお持ちのご本人様と同伴者1名まで。入場には1人1枚チケットが必要):1,900円
※大人と障がい者割引につきましては変動価格制を導入
※現地での購入の場合、上記価格に+200円の追加料金がかかる
※公式販売サイトは公式チケットサイトとKLOOLのみ
プレミアムパス(入場日指定チケット)
・大人/子ども:10,000円
※入場時間に制限なし。最終入場時間は閉館の一時間前
※会場内EN TEA HOUSEで好きなお茶が一杯無料
お問合せ

電話:03-6230-9666(10:00 – 18:00)

駐車場情報・駐車料金麻布台ヒルズ時間貸し駐車場
200円 / 15分
※「チームラボボーダレス」事前Webチケット購入者に駐車料金のサービスあり
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