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おでかけ

大阪観光なら道頓堀川をこたつボートで水上さんぽ!?(大阪府)

2024.12.19

大阪・道頓堀川を “こたつボートで水上さんぽ” してきました。さすが大阪、ユニークなアクティビティに巡り合い、親子で大興奮。面白いだけではなく、歴史や環境についても学べるとても子連れ観光におすすめしたいツアーだったのでご紹介します!

こたつボート?水上さんぽ!?

大阪は見どころがたくさんあり、街中を散歩するだけでも楽しいですよね。先日、所用で大阪に行ったところ、少し時間があったので何か楽しい観光はできないかなと思い出会ったのが、「冬の水上さんぽガイドツアー」でした。

東横堀川と道頓堀川をシティサップボートで巡るツアーで、所用時間も約60分。観光に便利な心斎橋エリアで遊びがてらに参加できる魅力的なツアー。しかも11月から3月末まではこたつボートを楽しめます!

年齢制限なし、定員4人でガイドさんを貸し切りできる贅沢な時間。もし子どもが数人いたら何人乗れるか相談してみてくださいね。

予約から乗船までのポイントを紹介!

今回のゴール地点・東横堀川のβ本町橋

それでは早速ツアーの詳細をお伝えしましょう。今回我が家が参加したのは、なんば駅から徒歩4分の場所にある湊町船着場がある大黒橋横から、堺筋本町駅か谷町四丁目駅から徒歩5分~8分程度の拠点β本町橋に向かうツアーです。

スタート地点の湊町船着場は大黒橋を目指して

発着地を選ぼう!

発着場所は「湊町船着場」と「β本町橋」、この2か所を行き来するイメージで、乗り場と降り場が別の場所となります。β本町橋からは、大阪城も遠くないので観光の移動手段として利用するのもワクワクが増すでしょう。詳しい人はご存じの通り、豊臣秀吉の命により開削された歴史をもつ東横堀川を進むので、我が家も大阪城に行った後に乗船したことでよりお話が身近に感じられたからです。

予約方法

公式サイトからネット予約で、発着地を選び希望の時間が選択できます。我が家は旅行会社のクーポンを利用しネット予約しました。朝ちょっと時間が空きそうだと思った時に予約できたので助かりました。平日で空きがあったため当日予約できましたが、人気のアクティビティなので事前予約がおすすめです。1ボート1〜4名の1グループ貸切制、年齢制限はなく,小学生以下は保護者同乗となります。スタッフが危険と判断した場合以外は雨天でも開催、天候によってはボートにテントが設置されるので予定が狂わず安心です。

乗船前の準備

水上では飲食ができると聞いていたので、アメリカ村の三角公園前でたこ焼きを買い、大阪を満喫する準備は万端でのぞみました!大黒橋のそばにはコンビニもあるので、温かいドリンクなど調達したい場合も便利です。そうそう、道頓堀コースはトイレが近くにないので、必ず済ませてから参加しましょう。60分の旅、こたつとはいえ冷えるので飲みすぎ注意です。

道頓堀で人気者になれちゃう!

こたつ待機中!

大黒橋横に行くとガイドさんが待機していて、地図を見ながらルートや注意点などツアーの詳細を聞きます。ライフジャケットを装着したら、シティサップボートに乗り込みます。いかだのようなイメージでしたが比較的安定していて揺れも少なく安心して乗船できました。それから、水辺の屋外ですが、ライフジャケットとこたつがあたたかくて快適でした。

とっても優しい船頭さん

最初は親子で緊張してキョロキョロしていました。川は穏やかで水上バスとすれ違う時や追い越されるとできる波で少し揺れる程度、柵もないので寝っ転がったりしたら水面はすぐそこ。子どもは大興奮でした。

こたつに寝転んで空を見上げる

過去のイメージのような川の汚れや臭いは感じず、今では魚も生息する川に進化しています。驚いたのは、うなぎが生息していること!いずれは道頓堀川でとれたうなぎを食べられる日が来るかもしれません。

えびす橋が見えてきた!

道頓堀コースは、大黒橋を出発するとわりとすぐに有名なあのエリアに到着します。そう、グリコの看板の目の前です。ご存じの通り、多くの観光客が看板の前で写真撮影をしているのですが、このツアーに参加すれば看板の目の前にボートを止めて完璧な撮影が可能です。

街中やクルージング中の観光客もこたつに驚く!

このこたつボートは見た目もとてもユニークなので、多くの観光客からカメラを向けられ、みんなが驚きから満面の笑みでこちらに手を振ってくれるので人気者になった気持ちになりますよ。恥ずかしがらずに笑顔で手を振り返してあげましょう。どこかの国できっと話題になっていることでしょう。

末吉橋の下はこんな感じ

華やかなエリアを抜けると、だんだん住宅街に入って行きます。落ち着いてガイドさんとお話ができ、たくさんの大阪の歴史や川の由来などを聞くことができました。複数ある橋の話も興味深かったです。素材の違いや、名前の由来、橋の下からしか見られない秘密を知ることができましたよ。

大阪市内に現存する最古の橋“本町橋”をくぐるとゴール

東横堀川に差し掛かると上は高速道路が下は地下鉄、その間の川をボートで進みます。こんな体験はなかなかできないのではないでしょうか。またガイドさんから学べる歴史の話や昔の大阪の人々の生活、下水の話など現代のSDGsに至る話まで、たっぷり60分お話が聞けて非常に勉強になりました。

ベビー連れでも安心な拠点β本町橋

このツアー最後の橋である“本町橋”を越えると、ゴールに近づいてきます。β本町橋の発着所は公園の中に建つ木造の施設で、オムツ替えシートの設置された多目的トイレもあるので小さな子連れでも安心です!少し足を延ばせば大阪城があるので、移動の手段として利用するのもアリですね。

大阪旅行の新しい注目アクティビティ!

いかがでしたか?このツアーを知ったきっかけは旅行会社のオプションだったのですが、小学校低学年の息子が絶対これがいいと譲らなかった水上さんぽ。予想以上に楽しくガイドさんのお人柄に触れ、学びが多く、60分があっという間でした。息子は、「雪の日にこたつボートに乗りに大阪に行こう」と、次の旅の目的になるくらい楽しかったです。

ちなみに雨でもテントを張り、夏はパラソルと椅子が出て優雅に水上さんぽができるそうです。もし海外のお友達がいるなら絶対に喜ばれますよね。日本でもこたつがある家庭は減っているので、初めてこたつに入る子も多いそう。

水上ピクニックも楽しい経験

他にも、川に浮かぶイカダの上にこたつを乗せて、ぷかぷか浮かびながら暖かくピクニックが楽しめる不思議体験「こたつ水上ピクニック」では、カセットコンロのレンタルサービスもあるので、食材や道具を持ち込んでおでんだってできちゃいます。

春から秋は、「夜の水上さんぽツアー」や、SDGsの体験型学習ができる「水辺キレイツアー」があります。水門を抜けてゴミを拾う、とても素晴らしいツアーです。今回のツアーでガイドさんからたくさんお話を聞けたのですが、水門の役割や川の水の話、昔の川の役目など大阪が大好きになることと思います。

ぜひ大阪に遊びに行った際には、参加してみてください!

(取材・文/アネモネ)

基本情報

名称日本シティサップ協会・水上さんぽ
WEBhttps://www.citysup.jp/
住所大阪市中央区本町橋4-8 β本町橋 地図を見る
アクセス・β本町橋
●大阪メトロ堺筋線「堺筋本町」12番出口徒歩5分
●大阪メトロ中央線「堺筋本町」1番出口徒歩5分
●大阪メトロ谷町線「谷町四丁目」4番出口徒歩8分
●京阪電鉄「北浜駅」5番出口より徒歩10分
料金・参加費平日
大人 早割:4,400円 通常:4,950円
小人 早割:2,970円 通常:3,300円
土日祝
大人 早割:4,950円 通常:5,500円
小人 早割:3,520円 通常:3,850円
※中学生以上は大人料金,0歳児は無料
※早割は14日前までに予約が対象
※ペットは同乗できません
※冬の水上さんぽ(こたつ)は2025年3月31日まで
所要時間

約60分

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