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もうすぐ節分。節分という言葉を調べてみました。
本来は、立春(2月4日ごろ)、立夏(5月5日ごろ)、立秋(8月7日ごろ)、立冬(11月7日ごろ)の前日を「季節を分ける」という意味で「節分」というそうです。2022年は立春が2月4日なので、2月3日が節分です!
今は立春の前日のみ「節分」といいます。旧暦では1年は春から始まるので、立春は今のお正月と同じくらい大切な日だったから、この日のみ「節分」という言葉が残ったのだそう。
新しい1年が始まる前の悪いものを追い払う。それが「鬼は外!」「福は内!」の豆まきです。
本来は、一家の主や年男・年女が豆をまくものですが、核家族の現代でそんなことを言ってはいられません。今一緒にいる家族がそれぞれ鬼をし、それぞれ豆をまけばいいのです。
豆まきは悪い鬼を退治するためのもの。「散らかし鬼」「忘れん坊鬼」「泣き虫鬼」「おこりんぼ鬼」。みなさんは、そして子どもたちはどんな鬼を退治したいですか?
豆は大豆を炒った福豆を使い、自分の年より一つだけ多い数をいただくのが本来のやり方ですが、さて、みなさんはどうしていますか。
まいても、床に転がった豆を食べるのは衛生上汚いし、大声をあげて「鬼は外!」とやるのもご近所の手前気が引けることも。赤ちゃんのいる家庭では、つまんで食べてしまいそうで心配ですね。
そんなときは、代用品を用意して、家の中で存分に投げて遊び、あとで別に用意した福豆を食べてはいかがでしょう。
ちょっと豆らしさに欠けますが、鬼役にあたってもいたくありません(*^。^*)。
落花生は、殻ごと投げればあとで殻をむいて食べるので比較的衛生的ですし、豆まきの雰囲気は出ます。
家じゅうのスーパーボールを集めて。カラフルで、ポンポンと飛び跳ねるので、子どもたちは大喜び。ハイテンションになりすぎて、苦情が来たりけがをしないように、ほどほどでタイムアップにしましょう。
マス(箱)に入れて、数を数えるというのは、小さな子どもに自然に数を覚えさせる練習にもなります。ぜひ一緒に数えてあげてくださいね。マス(箱)は折り紙などで作ったり、牛乳パックを下部分のみ切り、きれいな紙を貼ったりしたものでも楽しいと思います。
四角い升にこだわらなくても、紙コップでもいいですね。
すっかりおなかがすいたら、みんなで恵方巻を食べましょう。
ここ20 年くらいで広まった恵方巻。これは、巻きずしをその年の縁起の良い方角に向かって願いごとをしながら丸かぶりするというもの。2022年の方角は「北北西」です!
一時「恵方巻は関西で芸者遊びの一環で広まったもので、本来は下品なものだ」という情報が流れました。そこですっかり嫌な気分になった人もいるかもしれません。
それでも恵方巻の習慣が廃れませんでした。それは、おそらくおいしくて楽しくて、何より「この日は献立を考えなくていいぞ。一皿ですむし!」という主婦や主夫の本音が、恵方巻を楽しい節分の習慣として根付かせたのではないでしょうか。
楽しむべし。食らうべし。新しい習慣を作っていくべし。恵方巻、いいんじゃないでしょうか?
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年末に大掃除をした家も少しずつほこりがたまってきているこのころ。寒くて縮こまり、マイナス思考にもなるこのころに、「エイヤー!」と派手に邪気払いをして、春を迎える。
耳を澄ませば、春の足音も聞こえてくるかもしれません。(宗像陽子)