京都水族館は、京都市民の憩いの場所「梅小路公園」内に2012年に開業してから今年で開業10周年を迎えました。「水とつながる、いのち。」を展示コンセプトに、京都の鴨川に生息するオオサンショウウオを始め、イルカやペンギン、アザラシのほか京都の希少生物など約250種15000点を、水と生き物が循環する流れを再現した構成で展示しています。

10年で来館者数は1200万人を突破、京都の観光名所として定着し、愛されています。

今年を10周年Yearと位置付けて様々な取り組みをするとのことで、14日にその記念イベントが梅小路公園にて行われました。

生き物に寄り添い、愛情を注ぎ、魅力を発信してきた10年

冒頭で、松本館長より挨拶がありました。多くの来館者、産官学領域の方々への感謝が語られました。

松本館長の挨拶

そして、10年という年月の中で多くの命の誕生、これまでにない繁殖の成果、悲しい別れといった経験を経ながら、生き物に寄り添い愛情を注ぎ、生き物の魅力を発信し、その結果多くの皆様へ愛される水族館に成長することができたと言います。

伝統文化が受け継がれている京都という地で未来もずっと期待に応えられる水族館でありたい、京都水族館が訪れたあとは「何かが変わる、気づきがある」という体験を提供するために研鑽をしたいと結びました。

漫才コンビ　ミキの亜生がイルカのテンちゃんと新コンビ結成！？

スペシャルゲストとして、記念イベントに駆け付けたのは漫才コンビのミキのお二人。ミキは、京都出身で、京都府文化観光大使であり、ミキも漫才デビュー10周年だとのこと。

また、ミキの亜生さんは、大学は海洋学部で幼い時の夢はイルカのトレーナーだったことから、この日、なんとイルカのテンちゃんとの新コンビが結成されました。テンちゃんは色白の女の子で、小さいけれどおてんばだそうです。

テンちゃん。キュートでかわいい女の子です♪

司会にテンちゃんで～す。と紹介されると、クルクルと空中高くとんで喜びを表現するテンちゃんに、亜生さんもびっくり。「おにいちゃんでもできん！」と称賛していました。

コンビの名前は「そんなとこ、いるか、おるか」！

ちょっぴり緊張気味の亜生さんに対して、悠然と泳ぎしっぽをふるイルカのテンちゃんは余裕たっぷり。

まるで漫才をしているように、亜生さんの突っ込みにキュー！とかわいい声を出して応じているテンちゃんでした。

その後、お兄ちゃんの昴生さんも登場。京都水族館に遊びに来た時の思い出などを語りました。

京都出身の亜生さんは、何度も京都水族館に遊びに来ており、デートでもよく来たそうですよ。京都水族館の好きなところとしては「ペンギンが歩くところがかわいい」「オオサンショウウオが見られる」「ゆったりと公園の中を散策できる」と次々と挙げ、「広大な梅小路公園の中にあるオアシスのようなところで、1日中いても飽きない」とその魅力をアピールしていました。

今年は、イベント盛りだくさん

2022年3月14日（月）～2022年12月31日（土）の期間、京都水族館では、10周年記念Yearとしてさまざまな取り組みを実施していきます。

「10周年Year」の第1弾は、10年間の出来事の企画展を3月下旬より開催、さらに、オオサンショウウオにまつわる新しい展示や、これまでの調査・研究成果を生かした展示など、地域と連携した活動も予定しています。

また、未来のこどもたちへ伝え、残していくオリックス水族館株式会社のサステナビリティ推進プロジェクト「AQTION！（アクション）」を通じて、水族館だからこそできる地球環境の課題にも取り組むそうです。

今年は、さまざまなイベントが開催されるそうで、とても楽しみですね。梅小路公園とともに、京都水族館にもぜひ足を延ばして行ってみてください。（ココフル♪編集部）