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イベント・企画

国立科学博物館で特別展「恐竜博2023」が開催中!トゲトゲ鎧竜「ズール」は日本初公開!

2023.03.29

東京・上野の国立科学博物館にて、「恐竜博2023」が開催中です。(開催期間:2023年3月14日(火)~6月18日(日))

本展の主役は、全身がトゲトゲで覆われた鎧竜「ズール」!
ズールの全身実物化石は、日本初公開とのこと。
肉食恐竜のするどい歯や爪から身を守るため、進化していった植物食恐竜たち。会場では「攻・守」を極めたカッコイイ恐竜たちの化石や標本を見ることができます。
恐竜好きの子どもはもちろん、春休みやゴールデンウィークのお出かけ先にもおすすめの「恐竜博2023」をご紹介します♪

東京会場は上野公園内にある国立科学博物館

SLの屋外展示が目を引く入館口

「恐竜博2023」の開催されている国立科学博物館は、JR上野駅・公園口より徒歩5分ほど。上野動物園や国立西洋美術館など数々の文化施設のあるスポットとしておなじみの、上野公園内にあります。

緑豊かな遊歩道をお散歩気分でゆったり歩いてゆくと、国立科学博物館に到着!
入館口は、常設展と特別展で別になります。「恐竜博2023」の会場は、建物に向かって右側の特別展入館口を奥へ進んだところにある、地球館の地下1階です。

特別展のチケットは、日時指定の事前予約制です。前もって、公式オンラインチケットサイトか指定のプレイガイドで購入しましょう。

「恐竜博2023」入口

ベビーカー置き場は、特別展1階入り口前のロッカー棚・左手に設置されています。受付等での預かりはしていませんので、会場内に乗り入れをしない場合は、地上のべビーカー置き場を使用してくださいね。

1階入口を入ってすぐのところにあるエスカレーターかエレベーターで、地下1階の会場へ!
6歳の息子は、入口の壁を横切ってゆく恐竜の影に、さっそく興味を惹かれていました。

会場入口では音声ガイドを借りることができます。(貸出料金:一般・学生600円、高校生以下550円)。恐竜クイズなどもあるとのこと。少し大きな子どもや、声のナビゲートと合わせて展示を楽しみたい方は、利用してみてくださいね。

恐竜好きにはたまらない!化石や標本がずらり

いざ恐竜の世界へ!

ワクワクしながら展示室へ!
さまざまな種類の恐竜の中でも、ズールのように全身が鎧状の骨で覆われた植物食恐竜のことを「装盾類(剣竜類・鎧竜類)」というのだそうです。
展示の序盤では、外敵から身を守るために進化していった装盾類の化石や標本が展示されていました。

ヘスペロサウルスの全身骨格(福井県立恐竜博物館所蔵)

背中に板状の骨がずらりと並んだヘスペロサウルスや、肩に鋭い突起のあるアニマンタルクスなど、“守”に特化した恐竜たちは、とても個性的な姿をしています。

実物化石は日本初公開!トゲトゲの鎧竜「ズール」

ズール・クルリヴァスタトルの復元画 © Royal Ontario Museum

必見は、“守”を極めて進化を遂げた鎧竜ズール!
カナダ・ロイヤルオンタリオ博物館からやってきた実物化石は、日本初上陸とのこと。

大きな棍棒のような尾にも注目!(ロイヤルオンタリオ博物館所蔵)

事前に復元画を見て、ゾウガメやアルマジロくらいの小ぢんまりしたサイズなのだろうと思っていたのですが……。
実物化石は予想よりもずっと大きく、推定全長は何と6メートルとのこと!展示されている化石の尾の長さだけでも、210センチほどあるそうです。
会場では、頭骨や皮膚、尾の先まで、間近に見ることができました。
胴体はゴツゴツトゲトゲしたウロコのようなものに覆われていて、棍棒のようなかたちをした尾は、肉食恐竜の脛を破壊する武器になるほど強靭なのだそうです。

大迫力!2体のティラノサウルスの全身骨格

ティラノサウルス・レックスの全身骨格。左「タイソン」、右「スコッティ(© Courtesy of The Royal Saskatchewan Museum)」

“守”の次は、“攻”を極めた大型の肉食恐竜、ティラノサウルス・レックスの登場です。
会場には、2体の全身骨格が並べて展示されていました。
真下から見上げるティラノサウルスは、迫力満点!

図鑑や映像でもおなじみのティラノサウルスですが、会場で全身骨格を目にすると、改めてその大きさやするどい歯に圧倒されます。息子もしきりに「でっかいなあ……」とつぶやいていました。

ティラノサウルスやマイプをはじめとした肉食恐竜の進化をたどる展示の後半には、「NHK恐竜超世界シアター」もあり、恐竜たちの興亡が映像で再現されています。恐竜たちの生きていた太古の世界を、臨場感あふれるCG映像と音響で体感してみてくださいね。

ズールとゴルゴサウルスの戦いを見下ろす

映像や照明なども効果的に使いながら、最新の恐竜学に基づいた恐竜たちの進化について、わかりやすく紹介されていました。

会場内の通路にはスロープもついており、ベビーカーを押して巡ることもできますが、一部通路が狭くなっている箇所もあります。混雑時は抱っこ紐のほうが移動しやすいかもしれません。
会場内のトイレにもオムツ替え用の台が備え付けられており、歩き疲れたらひと休みできるベンチもありました。

特設ショップ「まなべるショップ Dino Navi」

コラボによる限定グッズもいっぱいの店内

展示を観たあとは、会場内の特設ショップ「まなべるショップ Dino Navi(ディノナビ)」へ! 一度退場すると再入場はできませんのでご注意ください。

フロアには、ぬいぐるみ、文具、Tシャツなどの恐竜グッズや本が大集合。「ゴジラ」「遊☆戯☆王」「グリーンハウス」などとコラボした限定グッズもたくさんで、眺めているだけでも楽しい品揃えです。

子ども向けの本も豊富に揃っています

フロアの各所には、公式図録制作やオリジナルグッズ製作の裏側を紹介するパネル展示もあって、店名のとおり「まなべるショップ」となっています。

書籍コーナーの隣には、恐竜復元画の変遷がわかる図鑑が並んで展示されていました。私が子どものころに眺めていた『学研の図鑑』も展示されていて、恐竜グッズに夢中の息子の横で、思わず見入ってしまいました。

海洋堂カプセルフギュアのガチャガチャ

レジ横には、海洋堂カプセルフィギュアのガチャガチャもありました。
気になる内容は、生体復元と骨格モデルをもとに復元された、「ズール」「ゴルゴサウルス」「マイプ」「ティラノサウルス」など全5種類とのこと。
息子も、自分用と妹へのお土産用に2回ガチャガチャして、特設ショップ限定のフィギュアをゲット。中身はズールの骨格モデルとティラノサウルスでした!

小さな子どもから大人まで、恐竜学に親しめる「恐竜博2023」。鑑賞した当日に限って、常設展示(地球館・日本館)も鑑賞できるとのこと!
常設展示もとても広くて見ごたえいっぱいです。この機会に、自然科学の世界を堪能してくださいね♪

「恐竜博2023」夏には大阪会場でも開催予定!

ズールVSゴルゴサウルスの全身復元骨格(ロイヤルオンタリオ博物館所蔵)

「恐竜博2023」、東京会場での開催は6月18日(日)までとなります。
その後、夏には大阪でも開催とのこと。会場や会期などの詳細は、公式WEBサイトをご確認ください。

ぜひ親子でズールやティラノサウルスに会いに行ってみてください!(取材・文/ 桐谷きこり)

基本情報

名称恐竜博2023
WEBhttps://dino2023.exhibit.jp/
開催期間<東京会場>2023年3月14日(火)~6月18日(日)
<大阪会場> 2023年7月7日(金)~9月24日(日)
※会期等は変更になる可能性あり。
休館日:月曜日 ただし、3月27日・4月3日・5月1日・6月12日は開館
営業時間9:00~17:00(入場は16:30まで)
ただし、毎週土曜日、4月30日(日)~5月7日(日)は19:00まで延長(入場は18:30まで)
常設展示は17時閉館(入場は16:30まで)、4月29日(土)~5月7日(日)は18:00閉館
開催場所<東京会場>国立科学博物館
〒110-8718  東京都台東区上野公園7-20
<大阪会場>大阪市立自然史博物館(大阪・長居公園)
アクセス<東京会場>【電車】
JR「上野」駅(公園口)より徒歩5分
東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)より徒歩10分
京成線「京成上野」駅(正面口)より徒歩10分
敷地内に駐車場・駐輪場はなし。公共交通機関での来場を推奨
予約・申し込み

日時指定の事前予約制。
・オンラインチケット
公式オンラインチケット (ART PASS:オンライン決済のみ)
アソビュー!※オンライン決済のみ
・コンビニ発券(プレイガイド)
ローソンチケット、あさチケ
・国立科学博物館 特別展発売所
各時間帯ごとに若干数の入場枠を設け、直近の時間枠の当日券を販売。
ただし、混雑状況によっては入場まで時間がかかる場合や、売り切れの場合あり。

入館料

一般・大学生2,200円/小・中・高校生600円/未就学児 無料

※未就学児も含め、日時指定予約が必要
※障がい者手帳を持参の方と、その介護者1名は無料
※学生証ほか各種証明書等は入場の際に提示
※特別展を鑑賞した同日に限り、常設展示(地球館・日本館)も鑑賞可

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