電車が大好きな息子が喜びそうだと、遊びに行ってきた「京王れーるランド」。
駅のすぐ隣にある施設の入口には、自動改札機や券売機まであり、乗り物好きの好奇心を刺激するものがたくさんありました。
展示から体験型コンテンツまで、電車派もバス派も大満足の施設をご紹介します!
目次
最寄り駅は、京王線「多摩動物公園」駅。
改札を出るとすぐに入口があり、利便性も良好です。
入館は予約制ではありません。施設前に待機列ができている時は、スタッフの案内に従って並びましょう。新型コロナウィルス感染予防対策のため、入館前に検温を実施しており、混雑時には入館者数を制限していることもあります。京王れーるランド公式HPで混雑状況を確認しておくと安心です。
施設は、「本館」「屋外展示場」「アネックス」に分かれています。
まずは、本館のエントランスで入館券を購入しましょう。
3歳以上の子どもから大人まで、一人310円で入館できるのが嬉しいですね。
※別途有料コンテンツあり。
発券された入館券は、切符のようなデザインです。来館記念に取っておきたくなりますね。
この入館券で、当日中は「本館」「屋外展示場」「アネックス」いずれも出入りが自由です。
ベビーカーの館内乗り入れはできません。本館エントランスにベビーカー置き場がありますので、停めてから入館しましょう。
電車に乗るときのように、購入した入館券を自動改札機に通して入館します。
4歳の息子は、早くもワクワクが止まらない様子。館内へ駆けだそうとするのをたしなめ、インフォメーション前で配布されている整理券を入手しました。
館内のコンテンツのうち、「運転体験」「アスれーるチック」「プラレールで遊ぼう」は、整理券・入替制となっています。※「運転体験」は1回につき300円が必要です。
体験するには、先着順に配布されている整理券が必要になります。なくなり次第、配布終了となるため、特に土日祝日は、体験を希望するコンテンツの整理券を早めに入手しておくのがおすすめです。私は開館と同時に入館しましたが、一時間後にはすでに午前中の整理券が配布終了となっていました。
整理券は、開始の早い時間帯から順番に配布されます。複数のコンテンツの整理券をもらうこともできますが、体験時間が重ならないように注意しましょう。
まずは一階フロアへ。
運転体験シミュレーターが並んでいたり、京王線沿線を再現したジオラマの街のなか、鉄道模型を走らせることができたり。
実際に使われていた京王線の車両もありました。座席に座ったり、乗務員室に入ったり。子どもたちは好奇心のおもむくまま、思い思いに過ごしていました。
窓のすぐ外は、京王線の多摩動物公園駅!ホームに発着する電車を眺めていると、本当に電車に乗っているような気分になります。
京王電鉄の歩みや、電車に電気が流れるしくみなどを紹介・解説するパネル展示もあり、あちこち移動する息子を追いかけながら、私も楽しい時間を過ごしました。
各回1組15分ずつの「運転体験コーナー」では、実際に使用されていた本物の運転台で電車の運転体験をすることができます。
初級・中級・上級コースがある中、息子は初級コースにチャレンジ!
運転士OBのスタッフに優しくレクチャーしてもらいながら電車を走らせます。
目の前のスクリーンに映し出される沿線のCG映像がとてもリアルです。線路の起伏や駅によってアクセルやブレーキのタイミングも違うため、ぴったりの位置に停車させるのはけっこう難しそう。いつもはガラス越しに眺めている運転席に座ることができた上、電車を走らせることもできる、貴重な体験になったようです。
1階には、1996年~2012年まで使われていた小型バスも展示されていました。
乗りこんで、運転席や客席に座ることもできます。特に運転席は大人気!ハンドルを握ってみたくてたまらない子どもたちが、ワクワクしながら順番を待っていました。
バスに乗ると、降車ボタンを押したがる息子。普段、チャンスは乗車一回につき一度きり。他の人に先に押されてしまって押せなかった時は、残念そうにしていました。
このバスの降車ボタンは、押すと点灯して音も鳴るんです! くり返し押せて、満足そうでした。
本館2階には、「アスれーるチック」と「プラレールで遊ぼう」コーナーがあります。
「アスれーるチック」は、各回5組・20分間の入替制。
整理券で指定された時間になったら、靴を脱いでフロアへ!
レール型の階段をのぼってすべり台をすべり降りたり、鉄橋を渡ったり。思いっきり体を動かすことができます。
遊具の対象年齢は3歳~8歳。3歳未満の子どもは、「アスれーるチック」の幼児用スペースで保護者といっしょに遊べます。1歳の娘も、すべり台によじ登ってはすべり降り、のびのび遊んでいました。
「プラレールで遊ぼう」コーナーは、各回5組・40分間の入替制。こちらも整理券が必要です。指定された時間の少し前に、コーナー前に行くようにしましょう。
入口で靴を脱ぎ、広々としたフロアでグループごとに分かれて遊びます。
スタッフに案内されたエリアへ行くと、線路や橋脚などの入ったケースが置いてありました。
線路をつなげたり電車を走らせたりしても充分なスペースがあり、まだ歩けない娘もハイハイしてくつろいでいました。
使用済のプラレールは、各回ごとにスタッフが除菌していました。
つづいて、本館の向かい側にある屋外展示場へ。
屋外展示場の出入口にも自動改札機があり、本館と共通の入館券で出入りします。
展示場には、かつて活躍していた京王線や井の頭線の車両が5両、並んでいます。なじみのある車両も、下から間近に眺めると迫力がありました。
屋外展示場には京王電鉄の「ミニ電車」も走っており、1回100円で乗ることができます。
乗車の年齢制限はありませんが、安全の観点から1人で乗れる子どもが対象です。
スタッフの合図で、京王れーるランド駅を出発!屋外展示場内をぐるりと一周しました。途中、踏み切りやトンネルもあり、ワクワクの数分間でした。
京王線車両のカットモデルが目を引くアネックスには、ミュージアムショップがあります。
店内では、京王電鉄のオリジナルグッズなどを販売しています。
プラレールやリュックサック、衣類や文房具など、電車好きの子が喜びそうなグッズがいっぱい。息子は京王線の靴下を買ってもらってほくほく顔でした。
京王線の駅名があしらわれたキーホルダーは、デザインも駅名標そっくり!沿線に住んでいたら、間違いなく最寄り駅のキーホルダーを手に取っていたと思います。
「京王れーるランド」内に食堂やレストランはありませんが、飲食物の持ち込みはできます。本館2階のテラス席と、屋外展示場のテーブル席が、飲食のできる場所とのことです。
おむつ替え台と流しを備えた授乳室は、本館の2階にあります。すぐ隣の「京王あそびの森 HUGHUG」の中には、カフェがあります。
いかがでしたでしょうか?
電車やバスに親しみながら体験や遊びができ、小さな子どもから大人まで楽しめる施設でした。息子の乗り物好きにもますます拍車がかりそうです。
モノレールの線路を挟んだ向かい側は多摩動物公園。時間に余裕があれば、はしごするのもいいですね。
(取材・文: 桐谷きこり)
名称 | 京王れーるランド |
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WEB | https://www.keio-rail-land.jp/ |
営業時間 | 9:30~17:30 (17:00 最終入館) ※ミュージアムショップは17:15まで |
定休日 | 水曜日(水曜日が祝日の時は翌日休館) |
住所 | 東京都日野市程久保3-36-39 地図を見る |
アクセス | 京王線「多摩動物公園」駅下車すぐ。 |
料金・参加費 | 310円(3歳以上の子ども~大人)。2歳以下は無料。 |
お問合せ | 電話:042-593-3526 |
駐車場情報・駐車料金 | 施設の駐車場はなし。付近に有料駐車場あり。 ※公共交通機関の利用を推奨。 |