世代を超えて愛される児童文学の名作『魔女の宅急便』が出版40周年を迎えた今年、『魔女の宅急便』作者・角野栄子さんの世界観を表現した児童文学館「魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)」では、特別イベント“Festival of Kiki’s Delivery Service”を12月15日(月)まで開催しています。
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4月12日からは第2弾の新企画展「ここ、コリコ」がスタートし、ショップやカフェにも新商品が登場しました。見所をまとめてご紹介します。
新企画展「ここ、コリコ」では、『魔女の宅急便』の物語の舞台となった「コリコの町」の日常をジオラマで表現。物語の名シーンを立体化したミニチュアを展示するほか、木製のパズルで自分の町をつくれる体験型展示もあるので、子どもも大人も一緒に楽しめそうです!
会期中、全4回にわたってテーマを入れ替えながら『魔女の宅急便』シリーズを彩ってきた挿絵画家たちの原画を特別展示します。ファンにとってはとても貴重な機会ですね。ぜひお見逃しなく!
テーマ1:「キキの“おとどけもの”」4月12日(土)〜6月30日(月)
テーマ2:「もりとうみ」7月2日(水)〜9月1日(月)
テーマ3:「キキの目で見た“コリコの町”」9月3日(水)〜11月3日(月)
テーマ4:「コリコのおみせやさん」11月5日(水)〜12月15日(月)
館内のライブラリーにある「おうち型」の本棚には、いくつもの四角い小窓がついています。会期中はその窓の中に『魔女の宅急便』のキャラクターたちの姿が!
総点数は32点にも及ぶとのこと。「何をしているところかな」「おうちの中でどんな話をしているのかな」などと想像力を膨らませながらのぞいてみてくださいね。
館内には『魔女の宅急便』出版40周年を記念して制作された特大フォトパネルも設置されています。なんと、林明子さん作画による記念すべき『魔女の宅急便』第1巻の装画の中に入り込むことができる仕上がり。ぜひ思い出の一枚を!
海外翻訳版 『魔女の宅急便』 書籍
企画展「ここ、コリコ」の連動企画として、21の国と地域(2025年4月17日時点)で出版された『魔女の宅急便』の外国語版コレクションが期間限定で書棚に並びます。英語、中国語、フランス語、ドイツ語、チェコ語、イタリア語、韓国語など、ふだんなかなかお目にかかれない外国語版を手に取るチャンス!世界中で読み継がれる『魔女の宅急便』の魅力に改めて出会えます。
「魔法の文学館」に行ったらぜひ体験してほしい参加型シアター「黒猫シアター」では、作者・角野栄子館長が『魔女の宅急便』の一節を紹介する読み聞かせ映像を特別上映中です(上映時間約10分)。期間中の平日午前と午後に各1回上演予定ですが、当日変更する場合があるとのこと。来館前にご確認くださいね。
キキのパンケーキ
3F「カフェ・キキ」には、『魔女の宅急便』のキキにちなんだ「キキのパンケーキ」が登場しました!可愛らしい「カフェ・キキ」マーク入りで、ベリーソースがアクセントになっています(税込850円)。
また1Fのショップには、空飛ぶキキのパターンモチーフをちりばめた「魔女の宅急便 プリントハンカチ」(税込1320円/サイズ:45cm×45cm)や、『魔女の宅急便』第1巻の表紙を刺繍で表現した「魔女の宅急便 刺繍ブックマーク」(税込1210円/サイズ:6cm×7cm)など、ファンにはたまらないアイテムが登場。これはぜひ手に入れたい!
魔女の宅急便 プリントハンカチ
魔女の宅急便 刺繍ブックマーク
「魔法の文学館」は、角野栄子さんの作品と功績を多くの人に伝えながら、未来を担う子どもたちが児童文学に親しみ、豊かな想像力を育む場となることを目指して2023年秋に開館しました。
館内には角野さんの著作をはじめ、角野さんが自ら選んだ世界の児童書約15,000冊が、あえてあまり分類されずに並んでいます。また歩くだけで夢のように心が弾むイチゴ色の館内には、あちらこちらに楽しい仕掛けがたくさん!
ぜひ特別イベント“Festival of Kiki’s Delivery Service”期間内に遊びにいって、大好きなキキ&ジジの世界にひたってみてくださいね。(ライター/古賀ゆに)
魔法の文学館をご紹介したココフル記事はこちら!
写真提供:魔法の文学館
名称 | Festival of Kiki’s Delivery Service |
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主催 | 魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館) |
WEB | https://kikismuseum.jp |
開催期間 | 2025年12月15日まで。 定休日: 火曜日、年末年始(12月29日~1月3日) ※火曜日が祝休日の場合は開館し、翌日が休館 |
営業時間 | 9:30~17:30(最終入館16:30)※3F「カフェ・キキ」営業時間は10:00~17:30(ラストオーダー17:00 / テイクアウト10:00~17:00) |
住所 | 〒134-0085 江戸川区南葛西7-3-1なぎさ公園内 地図を見る |
アクセス | ・東京メトロ東西線「葛西駅」から 都営バス[葛西21]にて約10分「魔法の文学館入り口」下車 都営バス[葛西24]にて約10分「なぎさニュータウン」下車 ・JR京葉線「葛西臨海公園駅」から 都営バス[葛西21]にて約10分「魔法の文学館入り口」下車 ※各バス停から徒歩5分 |
予約・申し込み | ※チケットは入館日時を要インターネット予約。2ヶ月先まで可能(先着順) 問合せ 電話:03-6661-3911(10:00~18:00) |
料金・参加費 | ・一般(15歳以上):700円〈500円〉〈〉内は江戸川区在住者、在勤者、在学者の割引料金 ■駐車場情報・駐車料金 「魔法の文学館」来館者用駐車場あり(34台、うち2台は身障者用) |